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300kmを超える遊歩道やコースが整備されているエグモント国立公園は、ハイキングやトレッキングを体験するには絶好の場所です。
マウント・エグモントの名でも知られる巨大な火山タラナキと、カイタケとポウアカイという古い火山を有するエグモント国立公園は、1900年の特別法令により制定された国立公園です。 マオリ伝説によれば、タラナキ山は北島中央部に位置する山々と深い関係を持っています。伝説では、タラナキ山はかつて、トンガリロ山、ルアペフ山、ナウルホエ山といった北島中央台地にそびえる山々と一緒に暮らしていました。あるとき、ピハンガという名の美しい丘に恋心を抱いたタラナキに、トンガリロが嫉妬のあまり激しく噴火してしまいました。トンガリロの怒りを恐れたタラナキは大地を削りながら西へ逃げ、その跡が現在のファンガヌイ川になったといわれています。 タラナキは現在でも聖地であり、特に山頂は地域に暮らすマオリの人々にとっては神聖な存在とされています。 エグモント国立公園内には、15分で手軽に歩けるカハヒ・トラック(Kamahi Track)から3日間のポウアカイ・サーキット(Pouakai Circuit)まで、各種様々な遊歩道があります。特にドーソン滝周辺地区には、浸食作用により岩盤に形成されたいくつかの水溜りの間に緩やかに滝が流れ落ちるウィルキーズ・プール(Wilkies Pools)を訪れるコースをはじめ、遊歩道が迷路のように走っています。 なお、マウント・エグモント山頂を訪れるコースに挑戦する場合は、ガイドの同伴をお勧めします。 豊かな降雨量と温暖な沿岸気候のため、この地域の山裾には密な温帯雨林が広がっています。標高の低いところには背の高いリムやカマヒの木々が見られますが、火山をさらに登り、森林限界を超えると高山性の低草木や野草が生える草原へと風景が変化します。 タラナキ山の中腹にある鬱蒼とした森林帯は、曲がりくねった奇妙な形の木々と帯状に伸びる厚いコケに覆われいる不気味な姿から「ゴブリン・フォレスト」(悪鬼の森)」とも呼ばれています。酸性の土壌と低温に順応した様々な珍しい植物が生息するアフカワカワ湿地帯(Ahukawakawa Swamp)も見所のひとつです。 エグモント国立公園を訪れるには、マナイア・ロード(Manaia Road)、エグモント・ロード(Egmont Road)、ペンブローク・ロード(Pembroke Road)の3ルートがあります。