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newzealand.com
南島の北西部を抜ける、マオリが昔歩いた道を辿るトレッキングコース。約5日間にわたる体験は忘れ得ないものとなるはずです。
南島の北西部に位置するカフランギ国立公園には、DOC(環境保全省)管轄の中でも最長のコースとして名高いヒーフィー・トラックがあり、ゴールデン・ベイと荒々しいウエストコーストを結んでいます。
最高地点では標高900mにもなるこのトラックは、川をたどり、タソックの茂る高原、そして緑深い原生林を抜け、ニカウ・ヤシの立ち並ぶ荒々しいタスマン海沿岸へと進んで行きます。
公園内ではウェカ(コバネクイナ)、トゥイ(エリマキミツスイ)、ベルバード(ニュージーランドミツスイ)、ハトやヒバリ、ロビン(コマドリ)の一種など、固有の鳥を多く見ることができます。運がよければ、グレート・スポッテッド・キーウィ(オオマダラキーウィ)、モアポーク(ニュージーランドアオバズク)、ブルー・ダック(アオヤマガモ)など、今まで聞いたことのない珍しい鳥の鳴き声を耳にしたり、姿をみかけたりするかもしれません。ニュージーランドに生息する40種類の巨大な肉食カタツムリの半分はこの国立公園内に生息しています。また夜間には、ニュージーランド固有の哺乳類としては唯一のコウモリを見ることができるかもしれません。
その昔、ゴールデン・ベイに定住していたマオリは、道具や武器、装飾品類を作るのに珍重されたポウナム(グリーンストーン、翡翠)を求めてこの道を行き来していました。初期のヨーロッパ人鉱夫たちも荷物を運ぶ道としてこのルートを利用していましたが、1900年になる頃には、草に覆われたこの道は使われなくなってしまいました。1965年、地域一帯が国立公園に指定されてから、一般に開放する目的でDOCがトラックを整備しました。現在のヒーフィー・トラックは整備状態が良好で、すべての川に橋がかけられています。ハット(山小屋)やキャンプ場を利用するには事前に予約が必要です。
全長82kmのヒーフィー・トラックは元にもどる周回コースではなく、起点と終点の2ヶ所は道路で463kmも離れています。両地点にある公衆電話を使って、近くの町にある送迎サービスの会社に連絡をとることができます。