ニュージーランドの雪山は冬になると輝きを増します。冬の爽やかな日々は、究極の休暇にぴったりです。

冬の旅に人気の目的地

雪原やアルプスの景色を楽しめるくらいには寒くなるものの、ニュージーランドには極端に厳しい冬はありません。冬の旅におすすめの目的地をご紹介します。

冬に人気のアクティビティ

ニュージーランドの人々は冬でもアウトドアを楽しんでいます。ハリウッドに選ばれるほどの景色に加えて、アウトドアレジャーが盛んであらゆる選択肢がそろっているわけですから、それは自然なことかも知れません。屋内でも屋外でも楽しめる、ニュージーランドの冬の人気アクティビティをご紹介します。

気象と天候

ニュージーランドは南半球に位置するため、季節は北半球と逆です。よって、冬は6月から8月、最も寒いのは7月です。

冬は一般的に低温ですが、地域によってかなり差があります。例えば、サザンアルプスの山岳地帯と、亜熱帯気候のファー・ノースでは大きく異なります。また、手袋と毛糸の帽子は、クィーンズタウンでは必要不可欠ですが、オークランドではアクセサリー感覚で使われています。

ニュージーランドの多様な気候は、様々な要因によってもたらされています。緯度、周囲の海、西風に加えて、海面下までつながる山脈まであるような、ニュージーランドの起伏に富んだ地形などが関係しています。そのため、局地的な気候があちこちに存在します。荷造りを始める際には、この点を忘れないようにしてください。

地域別 冬の平均気温:

都市部                          最低                         最高  

オークランド                 8°C (46°F)              16°C (61°F)

ウエリントン                 7°C (45°F)              12°C (54°F)

クィーンズタウン            0°C (32°F)              8°C  (46°F)

インバーカーギル            1°C (34°F)              10°C (50°F)

雨と雪

南島は冬の降水量が他の時期より少なくなりますが、北島は冬の方が多くなります。ほとんどの地域は年間降水量が500〜1500ミリ程度です。

一方、興味深い例外も多々あり、干ばつに見舞われがちなセントラル・オタゴと、年間降雨量10000ミリと世界でも特に雨の多いクロップ川は、150kmほどしか離れていません。

ニュージーランドにも雪は結構降ります。主に山間部に積もりますが、南島では低地でも雪になることがあります。

日照

冬、ニュージーランドで最も日照に恵まれる地域はマールボロです。冬の晴れた日は夜になるとかなり冷え、霜が降りることもあります。

ニュージーランドは紫外線が強いので、医療関係者は直射日光を浴び過ぎないよう対策を呼びかけています。冬でも長時間外にいる場合は、日焼け止めとサングラス(できれば日よけの帽子も)を着用してください。

ニュージーランドは太平洋の隅にある島国で、強い西風をさえぎるものはありません。南緯40度代の強風は「ローリング(吠える)フォーティーズ」と呼ばれ、特に影響を受けやすいウエリントンは世界で最も風の強い都市としても知られています。

全国的には、中秋から冬の終わり(4月から8月)にかけて、風が弱まります。その後、ウエリントンの住民なら誰でも知っているように、春になると再び風が強まります。

 

荷造りリスト

雨風や氷結を考慮して、防寒・防水に優れた装備と丈夫な靴を用意しておく必要があります。

ニュージーランドは通年紫外線が強いので、日焼け止めとサングラスも必需品です。毎日使うわけではなくとも、有って損はしません。

虫除けは持っておいた方がよいでしょう。ニュージーランドの大半の地域、特に北部は、蚊が一年中活動できる温度です。

荷造りリスト:

  • 保温ウエア
  • 防寒ジャケット
  • 防水服
  • 頑丈な靴
  • 手袋
  • 小型のバックパック
  • 日焼け止め、サングラス、帽子
  • 虫除け
  • 水筒

旅のヒント

ニュージーランドは安全な旅行先ですが、冬は他の季節似ない問題が発生する可能性があります。安全に旅を楽しむために必要なことを知りましょう。スキーシーズンに雪の多い南部で運転する場合は、車のチェーンをお忘れなく。

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