地熱の街ロトルアはニュージーランドのマオリ文化と地熱活動に関心のある旅行者に人気の観光地です。

ロトルア
テ・プイア, ロトルア

テ・プイア、ロトルア

大地の力を感じる

ロトルアに近づくと、かすかな硫黄のにおいと立ち上る蒸気に気が付くでしょう。これは、この地域を特徴づける活発な地熱活動を示す最初の兆候です。

  • ロトルアの属する地熱地帯は、北島ベイ・オブ・プレンティ地方の沖に浮かぶホワイト島から、北島中央部のルアペフ山まで、南北に横たわっています。
  • ワイオタプ・サーマル・ワンダーランドには、アーチストのパレットやシャンパン・プールなど、色鮮やかな見どころがあります。レディ・ノックス間欠泉は毎日地表から空に向かって高々と熱水を噴き上げています。
  • ワイマング火山渓谷は世界で最も新しい地熱地帯です。渓谷一帯の生態系も新たに形成されました。世界最大の温泉湖、3.8ヘクタールのフライパン湖があります。そのすべては1886年にタラウェラ山が噴火したことから始まりました。
  • ファカレワレワ地熱谷にあるテ・プイアの主役、ポフツ間欠泉は最大で高さ30m、日に20回も噴き上がることのある活発な間欠泉です。
  • ヘルズ・ゲートはニュージーランドで最も地熱活動の活発な公園のひとつです。南半球最大の温泉の滝があり、泥温泉が体験できる全国で唯一の場所です。
  • ファカレワレワ(opens in new window)は長年地熱とともに生きてきた村です。1800年代初期にはすでに村人が自分たちの家や庭に旅行者を迎え、料理や入浴など日常生活に地熱を利用している様子を披露していました。
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テ・プイア, ロトルア

彫刻や工芸の専門家と語らい、作品の背景にある歴史に迫りましょう

歴史を体感

歴史の豊かなロトルアの街を散策すると、その伝統をあちこちで垣間見ることができます。

  • ガバメント・ガーデンの美しい庭園は、かつては戦場になったり埋葬が行われたりしていたマオリの聖地、ワアヒ・タプでもあります。
  • ロトルア博物館は20世紀の建物ですが、2011年に歴史的建造物として整備を完了しました。館内ではロトルアを地元とするテ・アラワ族の人々の歴史が紹介されています。また、併設のギャラリーでは国内外の芸術作品の展示やショーなどが行われています。
  • 博物館の別館にあたるブルー・バス・プールでのんびりと遊泳しませんか。更衣室内で豊かな歴史が感じられます。上階のティールームは1930年代のエレガントな空間になっています。手入れの行き届いたガバメント・ガーデンを眺めながら、ハイティーを嗜むとよいでしょう。
  • 1886年のタラウェラ山の噴火で被災したテ・ワイロア埋没村は発掘により見学できるようになっています。
  • ウォーキング・トレイルの標識を目安にロトルアの市街地を散策してみましょう。昔のモノクロ写真と比較できるパネルを設置するなど、歩きながら歴史を伝える物語に触れることができるよう工夫されています。
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テ・プイアのマオリ彫刻, ロトルア

テ・プイアのマオリ彫刻

マオリ文化の真髄に迫る

ロトルア訪れる人々を心から温かく迎え入れるおもてなし(マナアキタンガ)の心は、150年以上前からテ・アラワの人々が受け継いできたものです。

  • 昔のマオリの村を訪れてみましょう。深い森の中で歌や踊り、伝統料理のハンギなどを楽しみながら、マオリの人々の暮らしを体験することができます。
  • ニュージーランド・マオリ美術工芸学校(テ・プイア)を訪れ、マオリに伝わる芸術の世界に親しみましょう。彫刻や編み物の作り手と話をしたり、実際に体験してみたりしながら、歴史を学べます。
  • ニュージーランドの社会文化に浸りたい場合は、マオリの大家族(ファナウ)がホストを務めるマラエに滞在するとよいでしょう。
  • マオリに伝わるヒネモアとトゥタネカイの有名な恋物語を聞きながら、その舞台となったモコイア島を旅してみましょう。
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アグロベンチャーでシュイーブ, ロトルア

シュイーブはロトルアのアドベンチャー・パーク、アグロベンチャーで誕生したエキサイティングな乗り物です。

スリル満喫

ロトルアは、リュージュやゾーブ、オーゴ、シュイーブ、レイルクルーズといった斬新なアクティビティの発祥地です。

  • ファカレワレワ森林公園(opens in new window)には全長130kmものマウンテンバイク用のトレイルが整備されています。グレード2(ビギナー、ファミリー向け)からグレード6(エキスパート向け)まで、スキルや体力レベルに合わせて選べるコースが揃っています。
  • ホワイトウォーター・ラフティングに挑戦するなら、カイトゥナ川が一番です。アクティビティとして参加できるラフティングでは世界一、落差7mの滝を下るコースがあります。
  • アグロベンチャーでは、フリーフォール・エクストリームの強風の上で宙に浮いたり、アグロジェットでスピードを体感したり、人力モノレールのシュイーブで最速記録に挑んだり、ロトルア湖の見えるバンジージャンプやスゥープで絶叫したり、といった体験ができます。
  • ロトルア・キャノピー・ツアーズはニュージーランドの手付かずの原生林を満喫するツアーを催行しています。トレイルを歩き、樹上のプラットホームに立ち、ジップラインで滑走して吊り橋を渡る、スリルある夢のようなひと時が過ごせます。
  • オーゴとゾーブは直径3.5mの大きなボールに入って坂道を下るアクティビティです。厚さ1mの空気のクッションに包まれて、専用コースに出ます。オフロードNZには、フランス製SodiカートのA級カートスポーツで最長のコースがあります。タイヤのきしむ音をたてながらヘアピンカーブの重力を体感してみましょう。
  • ガイドと一緒にフライフィッシングに出かけましょう。ほぼ確実に獲物が手に入ります。ロトルアにはフィッシングの可能な湖が15もあり、澄んだ水の流れる川も多く、4種類のトラウトが生息しています。
ロトルア
間近に野鳥を観察, ロトルア

レインボー・スプリングス・ネイチャー・パークは家族で学びながら楽しめます。ニュージーランド固有のケアに餌をあげてみましょう。

家族で楽しむ

ロトルアは幅広い年齢層に適した楽しみ方が豊富です。ファナウ(家族)と一緒に以下のようなアクティビティを体験してみましょう。

  • レインボー・スプリングスで、ニュージーランドを代表するキーウィを間近に見られます。演出を通じて楽しく学べる急流すべりのアトラクション「ザ・ビッグ・スプラッシュ」も人気です。
  • 羊の毛刈りや牧羊犬の活躍、牛の乳しぼり、子羊の授乳など、アクション満載のファームショーもおすすめです。
  • パラダイス・バレー・スプリングスには、ライオンやマス、オオウナギ、シカ、水鳥など興味深い様々な生き物がいます。
  • ゴンドラに乗ってノンゴタハ山の上へ。リュージュで山の斜面の専用コースを滑走したり、スカイ・スイングで絶叫したりといった体験ができます。
  • ファカレワレワ森林公園を徒歩かマウンテンバイクで探索しましょう。家族で気軽に楽しめる難易度の低いコースが設定されています。マウンテンバイク用のトレイルもビギナー向けのものが14通りあります。ランギタイキ川の下流でラフティングを体験しませんか。5才のお子様から一緒に参加できる家族向けのオプションがあります。
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天然温泉に入浴, ロトルア

ロトルアの名湯、ポリネシアン・スパの天然温泉に浸かり、スパで贅沢なひと時を

心身ともにリラックス

ロトルアが「南太平洋の天然スパ」と呼ばれるのには理由があります。温泉に浸かって、心身ともよみがえるようなひと時を過ごしましょう。

  • 26もの温泉プールがあるポリネシアン・スパで、ロトルア湖と原生林の緑を眺めながらリラックス。各種のセラピーも充実していて、健やかにリフレッシュできます。
  • ニュージーランドで唯一の泥風呂を体験したいならヘルズ・ゲートへ。ワイ・オラ・デイスパではマオリ伝統のミリミリ・マッサージや泥セラピーを施術しています。
  • ロトルアの温泉保養施設の流れを受け継ぐスパ・アットQEでは、癒しの湯と地熱地帯の泥を使ったスパトリートメントが評判です。
  • マヌピルア天然温泉の露天風呂はロトイティ湖畔にあります。陸路が通じていないので、船かカヤックでアクセスすることになります。
  • ワイキテ・バレー・サーマル・プールズのテ・マナロア・スプリングスは、毎分1800リットルの熱水が湧く温泉です。沸騰した温泉が1ヶ所でほれほど大量に湧いてくる場所は全国でも他に例がありません。
  • 温泉に興味のない方には、ロトルア・ゴルフ・クラブでのんびりとプレーするという過ごし方もあります。

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