人間がニュージーランドに足を踏み入れるまで、この国はコウモリ以外の哺乳類が存在しない鳥の楽園でした。

人の到来とともに絶滅にした鳥類もありますが、今だ多種多様な鳥類が生息し、珍しい鳥も見られます。ニュージーランドがバードウォッチングに最適だといわれる所以です。

  沿岸部には80種類以上の海鳥が繁殖し、水鳥たちを観察できる群生地も各地にあります。ネーピア近郊のキッドナッパーズ岬、オークランド郊外のムリワイ・ビーチ、南島最北端のフェアウェル・スピットなどはカツオドリの営巣地として有名。南島ウエストコーストの湿地帯にはコトゥクと呼ばれるシラサギ、オタゴ半島にはイエロー・アイド・ペンギンとロイヤル・アルバトロスの保護区があります。

ニュージーランド固有の希少な鳥類を保護するために、オークランドのティリティリ・マタンギ島、ウエリントンカピティ島マールボロ・サウンドのモトゥアラ島など、離島を保護区に指定しています。これらの島では原生林の中で鳥たちの美しいさえずりを聞くことができます。絶滅が危惧されている飛べない鳥キーウィやタカヘも観察できます。

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