キーウィって何?
「Kiwiana キーウィアナ」を理解するためには、まずキーウィとは一体何なのかを知ることが大切です。キーウィとは飛べない夜行性の鳥で、ニュージーランドの国鳥です。先に鼻孔のついた長いくちばしを持っており、夜間、餌となる小さな虫を探します。一方、長い間にニュージーランド人は「キーウィ」の愛称でも知られるようになりました。つまり、「キーウィ」は鳥でもあり、「ニュージーランド人」でもあるわけです。「キーウィ」独特のユーモアや「キーウィ」の「do-it-yourself(DIY) 何でも自分でやる」という姿勢など、「キーウィアナ」とは「キーウィらしい」事や物を指します。ちょっと混乱させてしまいますが、果物のキーウィフルーツもヨーロッパやアメリカではよく「キーウィ」と呼ばれています。オーストラリアの発明品にもかかわらず、「キーウィ」ナゲット(靴墨)は世界中に知られています。
キーウィフルーツ
たいていはただ「キーウィ」と呼ばれる、中国原産のキーウィフルーツは、ニュージーランド全国で栽培されています。もともと国内では「チャイニーズ・グースベリー」と呼ばれていましたが、ニュージーランドがこの果物を輸出し始めた時に、もっと良い名前をつけようということになりました。そこで、ニュージーランドと果物を結びつける「キーウィフルーツ」が選ばれたというわけです。この選択はタイミングが良く、ニュージーランドは世界的なキーウィフルーツの輸出記録に沸きました。キーウィフルーツは現在世界中で栽培されていますが、「Zespri-ゼスプリ」という商標がついているかどうかで、キーウィフルーツがニュージーランド産のものかどうかすぐに分かるようになっています。
鳥とバジー・ビー
「Buzzy Bee バジー・ビー」(生きている蜂ではなく、おもちゃです)は、おそらくいちばん有名な「キーウィアナ」商品です。自国の原生林の緑と茶色に慣れているキーウィにとって、バジー・ビーが鮮やかな赤と黄色をしているから魅力的だというわけではありません。このおもちゃを引っ張ると、カタカタと大きな音をたて、蜂の羽がまわる様子がかわいいのです。
パブロバ
このデザートは、1926年にニュージーランドとオーストラリアを公演でまわったロシアの名バレリーナ、アンナ・パブロワ(Anna Pavlova)への贈り物として作られました。英語読みでパブロバと呼ばれるこのデザートは、メレンゲとクリームで作られ、普通はキーウィフルーツが上に飾ってあります。
デザート論争
パブロバは、長い間タスマン海を越えた議論の中心となってきました。ニュージーランドとオーストラリアの両国それぞれがパブロバを考案したと主張し、お互いが譲りません。レシピは、1930年代はじめのニュージーランドの料理本の中にはじめて文書の形で登場しました。その中では、「ロシア人バレリーナの名前にちなんだ、チャイニーズ・グースベリー(キーウィフルーツ)が飾られたスイススタイルのメレンゲケーキ」と紹介されています。この記述からもパブロバがニュージーランド考案だということは間違いなく明らかです!
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