【第四回・下】体験者と専門家に聞く、ニュージーランドの安全と医療 |
ロングステイを十分に楽しむには、健康であることが第一です。また、トラブル防止のため、身の回りに気を配ることも大切でしょう。先輩ロングステイヤーの方々に滞在中の健康管理について、医療の専門家からはこの国の病院事情について、それぞれお話いただきましょう。 |
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通常の旅行とは異なり、「生活」がメインとなるロングステイ。日本とは違う環境の中、どのように健康な暮らしを保たれていたか、ロングステイ体験者の方々におうかがいしました。
●山村茂子さんの場合 女性一人でのロングステイですから、安全には気を配りました。外出の際は荷物をバックパック一つにまとめ、両手はいつも空いた状態にしておきましたし、バックパックからも目を離さないようにしました。また、夜の一人歩きはせず、ホームステイ先には毎日その日の予定を知らせておきました。体調面ではちょっとした病気やケガに備えて日本から常備薬を持参しました。具体的には、風邪薬、正露丸、整腸剤、頭痛薬、湿布、虫刺され薬、バンドエイド、消毒液、化膿止めなどです。また、少しでも疲れたら1日中、気ままにステイ先で休んでいました。 |
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●保坂良さんの場合
9月にオークランドに到着した時、日本との気温差が約20℃ありました。それに加えて時差ぼけのため、到着後1週間は体調不良でした。日本から持参したアリナミンと太田胃散で乗り切ることができました。滞在先の近くにオークランド市民病院があったので万一を想定して何度か足を運び、インフォメーションの人と雑談などをしました。 |
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●椎野誠一さん・節子さんの場合
体調を崩さないよう、特に食事を中心に注意していました。具体的には、日本での通常の食事と同じペースを守り、肉はできるだけ避け、野菜、魚、果物をたくさん採るよう心がけました。また、起床から就寝などのタイムスケジュールもできるだけ日本と同様にし、ウォーキングなどのエクササイズを取り入れました。風邪薬、下痢止め、解熱剤、胃腸薬、消毒薬など、日本から常備薬も持参しました。 |
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●小林正弘さん・フミエさんの場合
私たちはタカプナに一軒屋を借りましたが、病院がすぐそばにあったので安心して過ごせました。また、体調管理のためになるべく自炊をするようにしました。これは滞在費の節約にもなるので一石二鳥です。そのほか、ロングステイですからゆったりとしたペースで過ごすようにし、トレッキングやテニスなど運動も定期的に行いました。 |
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●小野陽三郎さん・充恵さんの場合
ニュージーランドで毎年ロングステイを楽しんでいますが健康で無事に日本に戻ってくることが全てに優先されることだと思っています。食事は日本料理中心に自炊し、ゴルフ、水泳、釣りなどで体を動かすよう心がけ、また、ロングステイは短期旅行とは違い自宅以外での日常生活ですので普段通りのペースで暮らすようにしています。 |
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●中村富哉さん・よし子さんの場合
無理なスケジュールは組まず、のんびり過ごすことを優先しました。ニュージーランドでは食べ物やワインがおいしい上に、レストランなどで食事をすると量が多いので、つい食べ過ぎたり飲みすぎたりしてしまいがちです。私たちも暴飲暴食をしないよう注意しました。日本から持参した胃腸薬は大いに役立ちました。 |
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次に、ニュージーランの病院事情に詳しい医療通訳者から、この国で生活する際の健康管理方法や病院・薬局を利用する際の注意点をアドバイスしていただきましょう。ニュージーランドの医療システムは、初期治療であるプライマリーケア(GPが対応)と次の段階の治療を受ける人のためのセカンダリーケア(公立および私立病院が対応)に分かれています。ここが日本との一番大きな違いでしょうね。日本からいらした方は、初めから病院に行こうとされることが多いのですが、これはセカンダリーケア、つまりプライマリーケアでは治療や診断が難しいと判断された患者がかかるべき機関です。ですから、まずはプライマリーケアであるGPで診察を受けるようにしてください。 滞在先に到着したら電話帳で近隣のGPを何軒か調べ、連絡先を控えておくといいでしょう。そしてGPに行く際には、いつから、どれくらいの頻度で、どの程度の症状が出るのかを細かくメモに書きとめておくのがおすすめです。症状の説明をする時には英単語だけで伝わりますが、的確な言葉を選ぶ必要があるので旅行者向けの医療英語の本や英和/和英辞書を用意しておくと安心ですね。また、日本から薬を持参される場合、それが市販のものであっても、それぞれの薬に含まれている成分の英語名(Generic Name=薬の一般名)を用意されたほうがいいと思います。さらに、ニュージーランドへ薬を持ち込む時は、基本的にすべてチェックを受けなければならないことも覚えておいてください。手順等の詳細は事前に日本にあるニュージーランド大使館で確認するといいでしょう。 医療通訳サービスが必要な場合、セカンダリーケアの機関であればどこでも依頼できます。一部のプライマリーケアでも利用できるので、GPにその旨を伝えてください。 |
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