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ヘイリー・ウェステンラ - 100%ピュア・ニュージーランド

ニュージーランドの歌姫ヘイリー・ウェステンラ(18)は、海や雪に囲まれた広々した環境に生まれ育ちました。故郷クライストチャーチの海岸を思い浮かべながら歌う曲があるように、彼女の歌にはそれらの環境が生きています。海外での芸能活動が忙しくても、彼女の心はいつもニュージーランドにあります。ニューヨークのような賑やかな街で育っていたら全く違う歌い方をしていたし、選ぶ歌も違っていただろうとヘイリーは語っています。

ヘイリーは、ビートルズを担当した有名プロデューサーのプロデュースで、アルバム「ピュア」のレコーディングを行いました。このアルバムは英国ポップ・チャートを一気に駆け上がり8位にランクイン、また、クラシック・チャートでは1位にランキングされました。これは、クラシック音楽史上、最も早く1位を記録したデビューアルバムとなりました。アルバムのタイトル「ピュア」は、彼女がニュージーランドに対して感じるイメージと大きく関連しています。「私が100%ピュアな国ニュージーランドで生まれ育ったこと、それが私が歌う曲に大きな影響を与えているのです」ヘイリーはこのように語っています。

アルバム「ピュア」の中からニュージーランドの音楽チャート1位に踊り出たのは、愛する人を残して海へと旅立ってゆく人の歌「ポカレカレ・アナ」と母親が娘を寝かせるとき歌う子守唄「ヒネ・エ・ヒネ」の2曲でした。マオリの曽祖父を持つヘイリーは、小さい頃からマオリの曲に慣れ親しんできました。マオリの曲はメロディーが美しく、母音がつくる音感が優雅だと彼女は言います。また、ニュージーランドから離れていると、「ポカレカレ・アナ」のような歌が望郷の念を起こさせるとも述べています。

南島の北端に位置し、周囲をビーチや山々に囲まれているゴールデン・ベイは、ヘイリーのお気に入りのホリデースポットです。どんなにスケジュールが忙しくても、家族はヘイリーが毎年のクリスマス休暇をゴールデン・ベイで過ごせるように調整します。キャンプ場の波打ち際にテントを張り、太陽を浴びながらカヌーに乗ったり、泳いだり寝そべったり、自然とともに過ごします。最高の休暇が過ごせるゴールデン・ベイは忙しいヘイリーにとって英気を養える特別な場所なのです。

ヘイリーは、ゴールデン・ベイのようなニュージーランドの美しい場所や広々した空間を思い出し、海外で寂しい思いをすることがあります。場所や空間以外にも恋しくなるのが、一日のうちにビーチへ行き山へ行ってスキーもできるというニュージーランドのライフスタイルだと語っています。自然環境だけでなく、寛ぎと楽しさあふれるニュージーランドの生活が、演奏家としての自分を形成する中で大きな役割を果たしているとも語っています。

ニュージーランド人は非常に創造的で、子供たちは自発的に手を上げ何かを演じることが奨励されています。ヘイリーは8歳の時にクライストチャーチのショッピング・モールで開催された大会に出場し、人前に出て歌う自信と勇気を得たと語っています。ニュージーランドの人たちが、自国の演奏家やアーティストに与えるサポートは彼らが世界の舞台へと出てゆくきっかけとなっているとも述べています。

ヘイリーが2005年7月に発表した6枚目のアルバム「オデッセイ」は、すでに世界で好評を博しています。このアルバムには、イタリア人テノール歌手、アンドレア・ボチェッリとデュエットした「誰も本当の愛を知らない」や映画『ローレライ』の主題歌「モーツァルトの子守歌」も収録されています。クラシックの名曲やポップなオリジナル曲など色々な分野からヘイリーの魅力に合うものが厳選されています。弦楽器を加えたり、ボーカルのテーマ部分に手を加えたり、良く知られたこれらの楽曲を新鮮なアプローチで録音したアルバムとなっています。

日本ではテレビドラマ『白い巨塔』の主題歌で話題をさらったヘイリーは、映画『ローレライ』でも主題歌を歌いました。また、アル・パチーノ主演映画『ベニスの商人』、ディズニーの『ムーラン2』と『スティッチ2』の映画テーマ曲の録音も行ったばかりです。

これからも、ヘイリーはそのピュアな歌声で世界を魅了し続けることでしょう。


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