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ニュージーランド人になりきったアンソニー・ホプキンス

ニュージーランドの南島南部、長く伸びる白砂の海岸で、轟音を発して走る世界最速のインディアン(バイク)を、ハリウッドの映画カメラが追っていきます。

バイク界の伝説的な存在であるバート・マンロー氏は、当時このオレティ・ビーチで、最高速度の世界記録樹立を目指し、1920年製インディアン・スカウト・バイクのテスト走行を行いました。このバイクに情熱を傾けたニュージーランド人の人生とスピリットは、同じくニュージーランド人のロジャー・ドナルドソン監督の手によって、映画『世界最速のインディアン(2007年公開予定)』の中であざやかに蘇りました。

アカデミー賞を受賞し『日の名残り』や『羊たちの沈黙』で知られる名優アンソニー・ホプキンスは、ニュージーランド最南部を訪れ、11週間もの撮影に臨みました。ホプキンスはこの映画の撮影のために、ニュージーランド英語のアクセントを習得し、まるでバート・マンロー本人のように見事に役を演じました。映画の撮影は、2004年12月末に、マンローの故郷、ニュージーランド最南端に位置する人口5万人の町インバカーギルで終了しました。

ニュージーランド人コレクターが所有していた、マンローが実際に乗っていたオリジナルのインディアン・スカウト・バイクに倣い、映画撮影用に3台のインディアン・バイクのレプリカが製作されています。

この映画によって、マンローは、勇気、不屈の忍耐、そして技術と創意工夫に溢れた人物の典型として知られるようになりました。彼が78年の生涯を送った、手付かずの自然が残るサウスランド地方が、ストーリーの舞台となっています。