映画「ナルニア国物語」のロケ地
CSルイス原作の「ナルニア国物語」(英、1950年代初頭発行)は、邦訳が1966年に刊行されて以来、日本でも多くの子供たちに愛されてきた物語です。これを映画化した「ライオンと魔女」では、空想の世界の半神半獣の生き物たちが活き活きと描かれています。日本では2006年3月に公開されました。
ニュージーランド人の映画監督、アンドリュー・アダムソンが最初に「ナルニア国物語」に出会ったのは、子どもの頃でした。著者ルイスが描く全く新しい世界のスリルあふれる冒険物語を、彼は夢中になって読みました。映画の主要シーンには、監督の母国であるニュージーランドの風景が多数使われています。
白い魔女の森 - ウッドヒル・フォレスト
ニュージーランド最大の都市オークランドから北西へ1時間のところにある、緑豊かなウッドヒル・フォレスト(Woodhill Forest)は、白い魔女の森の撮影に使われました。この森林公園内には、誰もが楽しめる充実したマウンテンバイク用のコースがあります。ウッドヒル・フォレストへ行くには、国道16号線をヘレンズビル(Helensville)方面へ向かって走り、看板を目印に左に折れてリマー・ロード(Rimmer Road)に入ります。
ムリワイ・ビーチ(Muriwai Beach)は、30分ほどの寄り道になりますが、一見に値する景勝地です。タスマン海の波が押し寄せる黒砂のビーチはサーファーや旅行者に人気があり、本土では数少ないカツオドリの営巣地が南端部にあります。
また、西オークランドには数多くのヴィンヤードがあり、ニュージーランドワインを試してみたいという方にもお勧めです。
善と悪の対決 – フロック・ヒル
南島のサザンアルプスの高地にあるフロック・ヒル(Flock Hill)一帯では、壮大な谷に露出した岩石が特徴的です。アダムソン監督がナルニア国の運命の対決シーンを撮影したこの場所へは、現地ツアー(Canterbury Sightseeingによる)で行くことができます。
フロック・ヒルまでは、南島最大の都市クライストチャーチから国道73号線で1時間半ほどです。小さな町を通過しながら広大なカンタベリー平野を横切って、山岳地帯に近づいて行くと急な上り坂があります。坂の上はポーターズ・パス(Porters Pass)という標高942mに位置する国内でも有数の峠で、冬期は雪で閉鎖されることもあります。茶色の草原に囲まれたリンドン湖(Lake Lyndon)は、移動途中の写真ストップに最適の場所です。
ブロークン川のほとりにあるケーブ・ストリーム景勝保護区(Cave Stream Scenic Reserve)は休憩にお勧めです。ナルニア国でおなじみの石灰岩のカルスト地形を見ることができます。ケーブ・ストリームの駐車場からは2つの遊歩道が伸びています。上流へ向かうコースでは、川の流れる362mの自然のトンネルを歩きます。もう一方は下流側で洞窟を抜けた川の出口が見られます。
その先10分ほどの所にあるフロック・ヒル・ステーション(Flock Hill Station)には、宿泊施設があります。近辺では、アブセイリングやロッククライミング、トレッキング、キャニオニングなどのアクティビティが盛んです。冬には周辺にある4ヶ所のスキー場(クレイギーバーン、マウント・チーズマン、ポーター・ハイツ、テンプル・ベイスン)でスキーやスノーボードもでき、通年で楽しめる場所です。
アスラン軍の野営地 – エレファント・ロックス
アスラン軍の野営地となったエレファント・ロックスは、南島のワイタキ地方のなだらかな丘陵地帯に位置しています。
ワイタキ地方を訪ねるなら、歴史あるオアマル(Oamaru)が理想的な拠点になります。町には地元の特産である白い石灰岩でできたビクトリア朝様式の建物が並び、かつての栄光を今に伝えています。港に隣接するハーバー/タイン地区は、元は倉庫や問屋が多かった場所ですが、今ではアンティークショップやギフトショップ、レストラン、工房が集まっています。
オアマル・ハーバー沿いの営巣地には野生のコビトペンギンが生息しており、町からさほど遠くない場所で世界最小のペンギンたちの生態を間近に観察することができます。
また、オアマルは数々の受賞暦のあるホワイトストーン・チーズの本拠地でもあります。工場に併設されているショップやカフェで、地元の名産品やワインを味わえます。
エレファント・ロックスは、オアマルから国道83号線を40分ほど走ったダントルーン(Duntroon)という町の近くにあります。2400万年以上前、この一帯は海底にありましたが、海洋生物の死骸が砂の中に沈んだ後、数百万年という時間をかけて地表に隆起してきました。興味深い化石や大規模な石灰岩の地層は、その地殻変動の証です。ダントルーンにあるバニッシュト・ワールド・センター(The Vanished World Centre)の展示には、この一帯の地質に関する詳しい解説が付いています。ここでエレファント・ロックスへ行く地図を購入することもできます。
ケア・パラベル – プラカウヌイ・ベイ
プラカウヌイ・ベイ(Purakaunui Bay)は、美しい海岸の連なる南島南東部のカトリンズ(Catlins)にあります。この風景にコンピューター・グラフィックによる映像を重ねて、ナルニア国の東の海のほとりにあるケア・パラベルの城ができあがりました。
ダニーデンより南、バルクルーサ(Balclutha)とインバーカーギルの間を結ぶカトリンズ・コースト・ロードは、鬱蒼とした降雨林と雄大な海岸風景が素晴らしい道です。ノンストップなら数時間で走れる距離ですが、ぜひ数日かけてゆっくりと原生の動植物の宝庫を探索してみてください。
こちらの関連トピックスもご覧ください
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| Narnia location - Cathedral Cove, Coromandel Peninsula |
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| Narnia location - Elephant Rocks, near Oamaru |
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| Narnia location - Purakanui Beach, on the Catlins Coast |
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