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伝統的なマオリ料理

「カイ」はマオリ語で食物を意味します。ニュージーランドの先住民であるマオリは、森で狩りをしたり、小川や海では魚を釣り、畑では芋やクマラ(サツマイモに似た芋)、根菜類などを収穫していました。遥か昔から、彼らは、鳥や魚を野生のハーブや根菜類と共に料理していたのです。

今日でも、ニュージーランド人はマオリの伝統料理や珍味を楽しんでいます。特別な日には、昔から伝わる調理方法を用いた伝統料理で人々をもてなすこともあります。その代表的なものが地中で蒸し焼きにする「ハンギ」と呼ばれる方法です。具体的には、地面に穴を掘り、濡れた布で覆った食材を熱した石の上に置き、蒸気が通るように盛り土でかぶせ、蒸し焼きにするというものです。ハンギ料理を味わうなら、旅行者向けに提供しているホテルやアトラクションが多くある、ロトルアを訪問するのがお勧めです。

  • ロトルアを拠点に活躍するマオリ人シェフ、チャールズ・ロイヤルは、伝統的なマオリハーブと食材を使い、新しいスタイルのマオリ料理を創作しました。例えば、ニュージーランド独特の緑色のマッスル(ムール貝)を使ったクク・パティー(お好み焼き風の料理)、プハ(小川で育つ緑色の葉野菜)を使ったサラダ、そしてマヌカ(ニュージーランド・ティーツリー)のはちみつ、ケルプ(乾燥海草)とホロピト(野生の胡椒)の葉を使って風味付けしたサーモン(鮭)料理などが代表的なものです。
  • 200年以上も前からマオリが主食としてきた芋(マオリ語でタエワ)の中でも、トゥタエクリと呼ばれる種類は珍しい紫色をしています。この芋は、消えゆく恐れのある伝統的な食材などの保存を促進する「スローフード2000年賞*」を受賞しました。
    *スローフード賞(Slow Food Award):
    1986年イタリアでカルロ・ペトリーニ氏によって設立された国際協会が運営する賞。昔ながらの製法、食材、地域性、風土などに根ざした伝統的手作り食品を見直し、食の多様化を推し進める研究、生産、マーケティングをおこなった人々を称える賞として、2000年から始まりました。
  • じゃがいもから作られるレウェナ・パラオア(マオリのパン)は、週末に開かれる青空マーケットや専門のベーカリーで販売されています。
  • スチュアート島ではマオリ人がマトンバード(ウミツバメ科のミズナギドリ)を捕獲しています。ラキウラ(マオリ語でスチュアート島)のマオリのみが狩猟を許されているマトンバードは、その名のとおりマトン(羊肉)に似た独特の風味を持つ鳥で、癖になる味の珍味として知られています。また、ウナギやプハ(葉野菜)もマオリ人が自ら収穫して使う伝統的な食材です。
  • トフ・ワイン-輸出用の生産では先住民の手による初のワイン銘柄。マオリ人が生産からマーケティングまで、すべての段階で深く関わっています。ワイン用のブドウは、ニュージーランドを代表する産地、マールボロとギズボーン地方で収穫されています。
    「何世紀も前にニュージーランドの地を最初に踏んだマオリは、荒々しくも肥沃なこの大地を、先祖代々受け継がれてきた大切なものとして崇めてきました。土壌から食物を採取し、地面の下でそれらを料理してきた彼らは、遥か昔から、母なる大地が生きとし生けるものの原点であることを知っていたのです。この地に生まれた者は、大地から糧を得る権利を継承するとともに、すべてのものの恩恵となるように大地を守っていかねばならない、ということをマオリの人々は当然のこととして受け入れていました。」(出典:www.tohuwines.co.nz

より詳しい情報:

ハンギ料理
タマキ・マオリ・ビレッジ(Tamaki Maori Village)
電話 + 64 7 346 2823

ジェームス・ホイーラー(James Wheeler)
トフ・ワイン(Tohu Wines)
電話 + 64 4 566 0001


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