タウポ湖の謎
北島の真ん中にあるタウポ湖は、大規模な火山の爆発のあとにできた湖です。
西暦186年に9つの火山が連続して噴火し、ニュージーランド全土に数分間の激震が走りました。有毒な火山灰や岩、溶岩など、計30立方キロメートルもの噴出物が宙に舞い、その影響は遠く古代ローマや中国で空が暗くなったと記されるほどであったということです。
噴火のあとのクレーターにできた606㎢のタウポ湖は、ニュージーランド最大の湖です。周辺地域の火山活動は今も続いています。
一方、マオリの伝説ではタウポ湖の成り立ちを次のように伝えています。
昔々、テ・アラワ族の首長であるトフンガ・ナトロイランギは、不毛の荒れ地であったこの場所に新しい森を作り、人々の食料を確保しようと考えました。そこでトタラを植えることにしたのですが、トタラの木は真っ逆さまに地面に落下してしまいました。枝は地面をえぐって埋もれてしまい、そのあとに地面のヒビから水がわき出してきて湖ができた、ということです。
現在タウポ湖はトラウト・フィッシングの名所として世界的にも知られるようになっています。
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