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トピックス

 

大自然の驚異

原生の姿を永遠に

ニュージーランドの国土の30パーセント以上は、国立公園や自然保護区をはじめ、野鳥保護区や森林保護区などの特別保護区に指定されています。古代からの原生林に覆われた14ヶ所の国立公園は、稀少な固有の鳥類や生物にとって欠かせない生息の場所となっています。その中でも、100年の寿命があるとされる世界最古の爬虫類トゥアタラは、これらの森で太古の昔から変わらぬ姿で生き続けています。その祖先は1億9000万年前の中生代にまで遡ることができると言われています。北島中央部のトンガリロ国立公園では3つの火山やエメラルドグリーンの火口湖、南島のフィヨルドランド国立公園やウエストランド国立公園では3000m級の雄大な山々の連なりや氷河など、総面積300万ヘクタールにおよぶこれらの国立公園はそれぞれバラエティ豊かな景観を誇っています。この14ヶ所の国立公園のうち、5ヶ所はユネスコの世界遺産にも登録されています。

地球の長い歴史の中で、ニュージーランドは海を越えて人間が入植した最後の楽園のひとつと言われています。入植からわずか1000年ほどの間に、人間の手による土地の開墾や産業化に加え、害虫や捕食動物の侵入により、野生生物やその生息環境は避けがたいダメージを受けました。しかし、ニュージーランドは国としてユニークな生態系にいち早く注目し、多くの自然環境をできる限り保護してきました。この国で見られる虫や海洋軟体動物の約90%、木、シダ、顕花植物の80%、鳥類の25%はニュージーランド固有の種類です。つまり、国立公園を歩けば、世界中を探してもニュージーランド以外では見ることのできない多くの生き物を目にすることになるのです。

自然の宝庫、カトリンズ

南島南部の東海岸に位置するカトリンズ地域は、北はカカ・ポイントから南はフォートローズまでを含む地域です。この地域は、景勝ルートとして知られる「ザザン・シーニック・ルート」の一部となっています。このルートは、ダニーデンを出発し、カトリンズを抜けてインバーカーギルを通り、テ・アナウまでをいくルートです。カトリンズ地域の主要な町は、ダニーデンの南115kmに位置する人口450人のオワカという小さな町です。

この地域では世界最小のイルカ、ヘクターズ・ドルフィン(セッパリイルカ)やフッカーズ・シーライオン(アシカ)、稀少なイエロー・アイド・ペンギン(キガシラ・ペンギン)など、数多くの生物を目にすることができます。大小さまざまな滝や洞窟、荒々しい海岸が美しい風景を作り出しているカトリンズでは、素晴らしい沿岸風景と自然のままの動植物を満喫するには最高の場所と言えるでしょう。森や海岸沿いを30分ほど歩いた場所にあるカセドラル洞窟は高さが30mあり、水面と同じレベルになる干潮時に限り洞窟まで歩いて渡ることができます。また、ナゲット・ポイントはイエロー・アイド・ペンギン、オットセイ、ゾウアザラシ、その他多くの海鳥が生息する野生動物の宝庫です。駐車場から20分ほど歩けば、1869年に建てられた歴史ある灯台まで、カトリンズを代表する美しい景色を目にすることができます。

より詳しい情報:

カトリンズ・インフォメーション・センター
(Catlins Information Centre)
電話 +64 3 415 8371
Eメール info@catlins-nz.com

火山渓谷のユニークな風景

ロトルア近くのワイマング火山渓谷には、世界最大の温泉湖、フライパン湖があります。この湖は、面積38000平方メートル、平均水深6メートル、水量20万立方メートルです。いちばん深い場所ではその水温は摂氏200度にも達しますが、蒸発作用と対流作用、熱の放熱作用によって、平均水温は55度と低く保たれています。名前の由来のとおり、ほぼ円形の湖の水面からは絶えず蒸気が出ています。

フライパン湖のすぐ近くには、神秘的なミルキーブルー色をしたインフェルノ火口湖があります。この火口湖は、世界で最も大きな間欠泉が湖底にあることで知られています。インフェルノ火口湖の間欠泉とフライパン湖はユニークな関連があり、インフェルノ火口湖が溢れ出すと フライパン湖から流出する水量は減り、逆にインフェルノ火口湖の水量が減るとフライパン湖から流出する水量が増えるという現象が起きます。フライパン湖から流れ出る温泉は1秒間に110リットルにもなります。この流れにより、アンチモンやタングステンといった鉱物が青や緑の藻とともに、オレンジ色、茶色、黄色や緑色といった複雑な美しい色合いを造りだしています。

砂と波と海

オークランド地方の西海岸で人気のビーチのひとつがムリワイです。ここはサーフィンのメッカで、8kmほどが公立公園の一部となっており、そこから北へ約60kmの海岸線がのびています。このムリワイ公立公園内には原生林と砂丘、そして数々のウォーキングコースがあります。公園の南に位置するマオリ・ベイの後ろにそびえる崖にある枕状の溶岩は一見の価値あるもので、この地域で起こったかつての激しい地質の歴史を垣間見ることができます。

カツオドリ(オーストラリアン・ガネット)の生息地があるこの公立公園の一部は、「モトゥタラ(海鳥の島という意味)」という名前で知られています。ニュージーランド最北端の本土に位置するこのカツオドリの生息地「タカプ・レフュージ」は、マオリ・ベイとムリワイ・ビーチの間にある岬オタカミロ・ポイントにあります。一夫一妻制のカツオドリは、7月から10月にかけてオーストラリアからこの「タカプ」に戻り、生涯の伴侶と再会し、子作りをします。複雑かつ優美な求愛儀式が行われるため、この時期の繁殖地ではその鳴き声を聞いたり、そのしぐさを見たりすることができます。12月になると、生れた雛は大きな声で餌を求め、休む暇もない親鳥は魚を求めて30mにもおよぶ高さから、時には145kmの速さで海の中へと飛び込んでいきます。夏の間は、繁殖地の下にある岩の上でオットセイが日光浴している姿を見かけることもあるでしょう。

オークランド・アドベンチャーズではマウンテンバイク、ビーチ/森林ウォーキング、カツオドリ繁殖地へのツアー、その他たくさんのツアーを毎日催行しています。

より詳しい情報:

オークランド・アドベンチャーズ(Auckland Adventures Ltd)
電話 +64 9 379 4545
Eメール auckland-adventures@acb.co.nz

世界一澄んだ水

南島の北端部、ネルソンの近くにあるテ・ワイコロププ・スプリングスは、世界でいちばん澄んだ淡水泉です。科学者による調査で、この水の透明度は、62メートル(水の中で62メートル先まで見える)との結果が得られたことから、世界一透明な水として広く知られるようになりました。

この泉は、雨水が10年の歳月を経て地上へと湧き出しているもので、24時間ごとに約21億6000万リットルもの水が流れ出ていると言われています。テ・ワイコロププ・スプリングスは、ニュージーランドで最大の湧出量を誇る泉でもあります。

地元のマオリの人々は「ワヒ・タプ(wahi tapu/マオリの人にとっての聖地の意味)」としてこの泉を古くから大切にしてきました。気軽に散策できる遊歩道には、案内板も設置されています。


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