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注目を集める巨岩の谷

ホキアンガのワイレレには、玄武岩の巨岩が転がる谷があります。ワイレレ・ボールダーズと呼ばれるこの場所は、ファー・ノースで最も注目に値する、しかしあまり人に知られていない名所のひとつと言えるでしょう。

玄武岩流が侵食されて残ったこの巨岩群は、約2800万年前に形成されました。この種の地形としては国内最高のものだと言われています。

この巨岩群が初めて学術論文に登場したのは1940年代のことでしたが、一般の人々が気軽に見学できるようになったのは、まだ最近のことです。それは、この土地を所有するフィリックス&リタ・スカード夫妻の長年の努力なしでは実現しませんでした。

スイスから移住してきたスカード夫妻は、1983年に周囲から隔絶された144ヘクタールのこの土地を購入しました。誰も見向きもしないような草木に覆われた険しい地形の土地でした。

「人の手に負えるような土地ではない、と皆に言われました。町では私たちがいつまでここにいるか賭けている人もいましたよ」とフィリックスさんは語ります。

その後、スカード夫妻は偶然この巨岩群を見つけます。

「繁殖させるために野生のヤギを捕獲していて、この谷間を発見したのです」

ここ17年間はずっと遊歩道の整備にあたってきました。この辺りは険しすぎてブルドーザーどころか手押し車を使うこともできません。しかたなく、バケツでセメントを運んだと言います。

「気の遠くなるような作業でした。時々何をやっているのかわからなくなることもありましたが、とにかく一日一日の積み重ねでここまで来ることができたのです」

延べ15kmに及ぶフェンスが設置され、22ヶ所に橋が架けられました。土木技師の資格を持つフィリックスさんの専門知識が役立ったのです。

長年の努力が実を結び、ついに2002年、ワイレレ・ボールダーズは一般に公開されました。


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