地方

メディア業界用サイトのメールマガジンのご登録はこちら

  1. 登録されたEメールアドレスを第三者に提供したり、配信以外の目的で使用することはありません。
bottom

トピックス

 

生態系回復に成功しつつあるモトゥイヘ島

ニュージーランドでは各地で生態系回復プロジェクトが行われていますが、その最新の成功例となったのが、オークランド中心部からわずか30分、ハウラキ湾に浮かぶモトゥイヘ島です。

この島には実に興味深い歴史があり、戦時中の捕虜収容所から羊牧場までいろいろな用途に使われてきました。現在は島全体が環境保全省(DOC)管轄の保護区となり、固有種の木々が生い茂り野鳥が飛び交っていた昔の姿に戻すための努力が続けられています。

面積179ヘクタールのこの島には、美しいビーチや安全にボートを停泊できる静かな入り江があり、以前から日帰り旅行に人気の目的地となっています。自家用ボートやオークランドの360ディスカバリー社が定期的に運航している「アイランド・ディスカバリー・ツアー」のフェリーで簡単に行くことができます。

この数年の間に数多くの熱心なボランティアが島での回復プロジェクトに参加し、著しい成果をあげました。現在では害獣はすっかり駆除され、再生が進む森で固有種の鳥たちが繁殖しています。

地元住民主導のプロジェクト
地元コミュニティの人々がDOCと協力してモトゥイヘ・プロジェクトを立ち上げたのは2000年のことでした。コミュニティ・トラストが設立され、回復計画が立案されました。今ではその当時の島の状況とは比べ物にならないほど劇的に改善されています。

モトゥイヘ島には、長い間マオリの人々が暮らしていました。ヨーロッパ人の到来以降は、ファーム、検疫所、捕虜収容所、子どものための合宿所、海軍の訓練所などに利用されてきました。

今ではDOCとモトゥイヘ・トラストのボランティアのおかげで、固有種の動植物の個体数を回復し、保護していくという目標を達成しつつあります。これには将来島を訪れる人々がその環境を楽しみ、また環境保全について学ぶことができるようにという願いが込められています。

引き続き求められるボランティア
ボランティアの手によって固有種の樹木や草花の種が集められ、過去4年半の間に16万本の苗が植えられました。現在その面積は島全体の50%に及んでいます。また、回復プロジェクトの進み具合を知るために鳥や昆虫の監視も行っています。

現在モトゥイヘ島には、カカリキ(キガシラアオハシインコ)、サドルバック(セアカホウダレムクドリ)、ケレル(ニュージーランドバト)、ファンテール(ハイイロオウギビタキ)、モアポーク(ニュージーランドアオバズク)、コバシチドリ、ブルー・ペンギン、ミヤコドリ、トゥイ(エリマキミツスイ)といったニュージーランド固有の鳥たちが生息しています。

島では、雑草や害獣が入り込むのを食い止めたり、植樹を続けたりするために、常時ボランティアが必要とされています。より詳しい情報については、モトゥイヘ・トラストのウェブサイト(下記)を参照してください。
http://www.motuihe.org.nz

 

 

Motuihe Island, Auckland - click for more.
Motuihe Island bird sanctuary - Auckland, New Zealand