離島の自然保護区でトゥアタラの繁殖活動を確認
2007年10月25日
ウエリントン湾内のマティウ・サムス島で初めて、トゥアタラの繁殖活動が確認されました。
マティウ・サムス島には、9年前にブラザーズ島から54匹のトゥアタラが移送されていますが、その子孫の誕生が初めて証明されたことになります。
卵は今年5月に島内で発見された地中の巣から採取され、ウエリントンのビクトリア大学の生物科学部の孵卵器で保管されていました。そして8月上旬、 2匹のトゥアタラの赤ちゃんが孵化したのです。
環境保全省(DOC)およびビクトリア大学の専門家によると、マティウ・サムス島のトゥアタラは健康状態が良好で、自然繁殖を行っていることも予測されていました。しかし、爬虫類の生態は不明な点が多く、小さな卵も地中に埋められてしまうため、遊歩道の傍らで卵が発見されるまで、明確な証拠が得られていませんでした。
DOCの生物多様性プログラムのマネージャー、ピーター・シンプソン氏によると、卵は島の担当の係員が見つけたもので、他のトゥアタラが地中から掘り出したと考えられています。
「島で繁殖活動がないとは思っていませんでしたが、地中の巣はとても探しにくいのです」とシンプソン氏は述べています。
卵はビクトリア大学のスタッフが細心の注意を払って管理していました。一方の卵が孵化し、小さいながらも完璧なトゥアタラの姿が現れた際は、関係者は胸を躍らせました。それから1週間以内にもう一方の卵もかえり、2匹目の元気な赤ちゃんが出てきました。
生物科学研究員のスー・キール氏も、「移送プログラムの成功の証となる最大のニュース」と9年間待ちわびた瞬間の喜びを表現しています。
トゥアタラは適切な時期がくれば、速やかにDOCの管理下にあるマティウ・サムス島の保護区に戻されます。
DOCでは現在、2匹のトゥアタラの赤ちゃんの名前をオンラインで募集しています。
さらに詳しい情報:
www.doc.govt.nz
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