ベッカムがやってきた
2007年12月3日
世界的にはラグビーの国として知られるニュージーランドですが、初めてのベッカム・フィーバーに沸いたあと、いつもとは違うスポーツに熱狂するのも悪くない、と人々は余韻を楽しんでいるようです。
デービッド・ベッカムの登場が国民に与えた衝撃の大きさは、ラグビー・ワールドカップのまさかの敗退にも劣らないものでした。
サッカー界のスター選手であり、誰もが認めるセレブでもあるベッカムは、4日間ウエリントンに滞在しました。選手としての才能だけでなく、魅力ある人柄は、フィールドの内外で注目を集めました。
短い滞在ながら、LAギャラクシー対ウエリントン・フェニックス戦に伴い、子どもたちに囲まれての公開練習や、VIP対象のイベントなども実施されました。
地元チームは4対1で負けたものの、3万1000人の観衆はさほど結果を気にしていなかったようです。ベッカム自身が「ラグビーの国」と表現したニュージーランドの人々は、サッカー観戦という新たな楽しみを見出したのです。
得意技であるフリーキックの機会はありませんでしたが、ベッカムはペナルティキックで見事なゴールを決めました。彼は90分通しで活躍し、巧みな足さばきや計算しつくされたロングパスなども披露しました。
一方、LAギャラクシー一行が来訪した週末、宿泊に利用されたウォーターフロント地区のコプソーン・ホテルの前には、連日たくさんのファンが集まっていました。しかしながら、諸外国のような過激な「追っかけ」は見られず、むしろ恥じらいを隠しきれない、ニュージーランドのファンの素朴さも浮き彫りになりました。
今回のイベントが地元のサッカー事情に長期的な影響を及ぼすことになるかどうかは今のところ不明ですが、金曜日の公開練習に詰めかけた子どもたちが1万5000人もいたことから、将来の見通しは明るいと言ってもよいでしょう。
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