環境問題の最前線で活躍するキーウィ
2008年1月9日
地球を救う名士50人に、市長の経歴も有するニュージーランド人のエコ起業家、ヴィッキー・バック氏が選ばれました。
このほどイギリスで発行されたガーディアン紙には、気候変動の惨事から地球を救う「究極の緑の英雄」として50人が列挙されています。
バック氏はこのリストに入った唯一のニュージーランド人です。同記事には、世界的にキャンペーンを推進していることで知られる、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、アメリカの政治家アル・ゴア氏、オーストラリアの元ロックミュージシャンで環境相を務めるピーター・ギャレット氏、反捕鯨活動家のポール・ワトソン氏、俳優のレオナルド・ディカプリオ氏などの名前が並んでいます。
バック氏は元クライストチャーチ市長であり、現在はアクアフローという小さな会社の取締役に就任しています。同社は、下水処理用の貯水池に自然発生する藻を回収し、藻から自動車や航空機に使用できる燃料を抽出する技術を開発しました。
地球の温暖化を悪化させない燃料は世界中で模索されています。ガーディアン紙ではそのようなバイオ燃料を現実のものにした人物としてバック氏を紹介したのです。
同氏はこの記事について好意的に受け止めつつ、気候変動を最小限に食い止めることが最優先の課題であり、そのための努力の積み重ねがこの業績につながったのだと主張しています。さらに、同氏は次のように語っています。
「地球は自然と本来あるべき姿になっていくでしょう。危機に直面しているのは地球そのものではなく、そこに住む人類と生物なのです」
「個人的にはもう遅いかもしれないと感じないわけではありませんが、私は元来楽観的な方で、本当に手遅れとは思っていません。悪い方にとるのは、自分のためにも良くないことです」
「私自身は科学者でも技術者でもありませんが、ニュージーランドは科学技術で真に優れた能力を持つ人材の宝庫です。実にたくさんの専門家が独創的な方法で問題に取り組んでおり、そこに多大な将来性があると考えています。」
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