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トピックス

 

ニュージーランド航空、サステイナブルな運航へさらに前進

2008年10月2日

環境対策で世界の先を行くニュージーランド航空が、サステイナブルな運航のためにさらなる取り組みを導入します。

ウィングレット
ニュージーランド航空は、運航効率の改善と排気ガス削減を目的に、767型機にウィングレットを装着します。

同社の概算では、これにより年間750万NZドルの燃油代と16000トン以上の排気ガス(二酸化炭素)を削減できるということです。767型機は現在、オーストラリア、太平洋諸島、ホノルルの航路に使用されており、来年7月から順次装着を開始する予定になっています。

ウィングレットは主翼先端に装着する高さ3.4mの装置で、同主翼先端部分の空気抵抗を低減する働きがあります。ウィングレット装着により、燃費を向上し、上昇速度を高めることが可能となります。

同社エアライン・オペレーション部のジェネラル・マネージャーであるデイビッド・モーガン氏によると、ウィングレット装着には相当の投資が必要であるものの、環境、運航、経営の全面において、長期的に多くの利益をもたらすものと期待されています。

乾燥機の搭載
ニュージーランド航空では所有のジェット4機に乾燥機を搭載し、燃費と二酸化炭素排出を削減する計画も進められています。

電動式乾燥機は客室天井裏もしくは床下に設置され、機体外層と内層の間にある断熱材に溜まる水分を取り除きます。通常の稼働で飛行中に計200kgの水分を除去し、軽量化による燃費の効率化が可能になります。

同社では所有の42機に対策を導入することで、年間50万ガロン(米)の燃油と4700トンの二酸化炭素排出を削減できると見込んでいます。

テスト飛行
ニュージーランド航空は9月にパートナー企業と合同でオークランド・サンフランシスコ間のテスト飛行を行い、航空業界が協力すれば、年間100万トン単位で二酸化炭素の排出量を削減できる可能性があることを実証しました。

テストの対象となったのは、NZ8便のボーイング777型旅客機です。進路誘導や給油などゲートからゲートまで定められていたルールを改善し、高度や速度、航路など飛行前に決められていた飛行計画を飛行中に最適化することによって、世界で初めて環境負荷を抑えた運航精度の向上を果たしました。それだけでなく、約4600リットルの燃油を節約し、しかも定刻より早く到着することができたのです。

このテスト飛行は、エアウェイズNZ、米連邦航空局、エアサービス・オーストラリアがASPIRE(Asia and South Pacific Initiative to Reduce Emissions)という連合組織を結成し、実施したものです。この便はこの連合組織の名前からアスパイア I号と名づけられました。

欧州では、航空管制のルールや待機の指示によって使用を余儀なくされる燃料は、世界の航空燃料の12%を占めているということです。

この方法が、ニュージーランド、オーストラリア、米国、カナダの間を運航する週156便に適用されれば、年間370万リットルを超える燃料節減と10万トン以上の二酸化炭素の排出量削減に貢献できると試算されています。

現在までの取り組み
燃料節減による二酸化炭素の排出量削減のために、運航のあらゆる面を検証、改善した結果、この3年間の削減量はすでに9万1000トンに達しました。もともと設定されていた目標は5年間で10万トンでした。

その他の開発
ニュージーランド航空は需要増に応え、777-200ER 型8機のパシフィック・プレミアム・エコノミークラスの増席を発表しました。2009年6月までに各機、18席を増やし、合計36席となる予定です。このような増席はこの2年で3度目となります。同社では、経済後退の兆しが見えるのにも関わらず、過去1年間に搭乗した旅行者の半分以上がプレミアム・エコノミーの料金を支払う用意があった、としています。

新しい国内路線
北島南部のマスタートンとオークランドを結ぶ新しい路線は、ワイララパ地方の観光需要を掘り起こすことが期待されています。この直行ルートは、ニュージーランド航空の子会社、イーグル・エア社により、来年2月から週6日運航される予定です。ニュージーランドを代表するワインの産地として知られるワイララパ地方へは、ビジネス目的はもちろん、観光目的の旅行者の利用が見込まれています。



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