地方

メディア業界用サイトのメールマガジンのご登録はこちら

  1. 登録されたEメールアドレスを第三者に提供したり、配信以外の目的で使用することはありません。
bottom

トピックス

 

英国でもヒラリー卿追悼式

2008年4月3日

このほどロンドン近郊のウィンザー城で行われたヒラリー卿の追悼式に、英女王をはじめとする貴賓多数が参列しました。

500年の歴史あるセントジョージ礼拝堂には、ガーター勲章を授与された歴代の人物の旗が並んでいます。ヒラリー卿のガーター勲章も慣例にならって王室に返納され、記念旗が祭壇に奉納されました。この儀式は、生前のヒラリー卿の活躍に対する感謝の表現でもあります。

ヒラリー卿の旗を祭壇に置いたのは、ガーター勲章の叙勲を司るウィンザー主席司祭のデーヴィッド・コナー氏です。主席司祭は儀式を控えて、ヒラリー卿の貢献そのものにとどまらず、その背後にある献身的な精神を次のように讃えました。

「過去を追悼する以上に大切なのは、彼の精神を受け継ぐことではないでしょうか。彼の残してくれた確固たる基盤の上に人類のよりよい未来を築くために、はっきりとした目的意識と勇気をもって貢献することを誓うために、私たちはここに集まって祈りを捧げるのです」

当日は長男のピーター・ヒラリー氏とヘレン・クラーク首相のスピーチのほか、イギリスで活躍するニュージーランド出身のバリトン歌手、ジョナサン・レマル氏の歌や、メレアナ・ホンド氏によるカランガ(マオリ伝統の献辞)もありました。伝えられるところによると、この礼拝堂で正式にマオリ語が披露されるのは初めてだったということです。ヘレン・クラーク首相はスピーチのなかで、ヒラリー卿の人間性の素晴らしさと国民的な人気に触れ、次のように語りました。

「エドモンド・ヒラリー卿は典型的なニュージーランド人でした。彼の無骨な表情、アウトドア活動への熱意、アドベンチャー精神、他人に対する思いやりの心、それは我々ニュージーランド人の国民性に通じるものです」

礼拝堂を出た首相は、またとない素晴らしい式典だった、と述べています。

王室報道担当によると、今回の式典は王室によるもので、ヒラリー卿の業績を高く評価しているということです。当日はアン王女や英連邦本部長のドン・マッキノン氏、ウィンストン・チャーチル卿を父とするマリー・ソームズ夫人も出席していました。

式典の直後、ジューン夫人はじめヒラリー卿の家族は英女王と内謁したということです。