ニュージーランド航空が世界のトップクラスに
2008年6月26日
英国の消費者情報誌『ウィッチ?』で行われた調査の結果、ニュージーランド航空が世界のトップ3に入りました。
同じ3位タイには英国のパームエア、2位にはインドのジェット・エアウェイズ、1位にはシンガポール航空がランクインしています。
ニュージーランド航空グループ・ジェネラルマネージャー・インターナショナルのエド・シムス氏は、この調査は会社の規模に左右されない新しい視点で行われたもので、上位入賞により同社の価値が再認識されたと受け止めているということです。
年間旅客数ではシンガポール航空は1800万人、ジェット・エアウェイは1000万人、ニュージーランドは1200万人です。パームエアは34年前から飛行しているボーイング737型1機のみで年間に7万人を輸送しています。
消費者の疑問にこたえる
ウィッチ誌の調査は航空会社の利用経験のある3万人の消費者を対象に行われました。調査項目は、機内の清潔度や足下のスペース、機内食の質、客室乗務員の親切さなど多岐にわたりました。
同誌は厳しい評価をする消費者の雑誌であり、透明性の高い調査を行うことで定評があるため、このように上位に入ることは意味深いとシムス氏は考えています。
ニュージーランド航空では以下のような新しいサービスを次々に導入しています。
コンシェルジェ・サービス
ニュージーランド航空では航空会社では初めてとなる機上コンシェルジェ・サービスを導入しました。コンシェルジェとして採用されたスタッフを機内に配置し、出発前からフライト中、そして到着後までの乗客のケアを専門に行っています。サービス内容は、搭乗前と到着後の乗客のエスコート、お勧めアクティビティの紹介、先の予約の手助け、悪天候による遅延・欠航の際の乗客のサポート、エアポイントの管理についてのアドバイス、機内でのワインの解説など多岐にわたります。
バイオ燃料strong>
バイオ燃料の開発はニュージーランド航空にとって優先事項のひとつであり、航空機製造のボーイング社およびエンジンのロールスロイス社とのジョイントベンチャーにより、バイオ燃料の商用試験を行っています。また、ニュージーランド航空では2013年までに年間100万バレルを環境に優しい燃料に切り替えると発表しています。これは国内線ほぼすべての運航に必要な量ですが、近い将来実現する見込みです。来年前半には灯油とバイオ燃料を混合した燃油でテスト飛行も行われます。同社は最近、コンチネンタル航空やヴァージン・アトランティック航空、バイオ燃料技術のUOP社などと同様にアルガル・バイオマス・オーガナイゼーション(ABO)にも加盟し、藻を原材料とする持続可能で排出ガスの削減にも有効な新しい燃料の開発と普及を目指しています。
バイオ燃料については森林の伐採や食糧の減産、水の枯渇といった弊害が危惧されていますが、藻を原材料とすることによりこのような悪条件は解決できるとして現在注目が集まっています。
二酸化炭素の排出について ニュージーランド航空によると現行の搭載燃料削減プログラムは順調に推移しており、当初の予定よりも2年も早く、二酸化炭素排出量を10万トン以上削減できるレベルに達しつつあるということです。具体的には、余分な燃料を搭載しないために正確な計算を行う、航行速度を最適化する、地上ゲート付近ではより目的に即したエネルギーを使うなどの対策が実行されています。
同社はまた、さらに削減計画を進めるために、ボーイング777-200ER型8機に空気力学強化パッケージの導入を、ボーイング767型5機に経済性を高めるウイングレット(小翼)の装着を検討しています。
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