クジラやオットセイが頻繁に姿を見せる冬
2008年7月29日
クジラやオットセイを観察するなら冬がベストです。延べ15,134kmの海岸線を有し、世界有数の多様な海洋生物が生息するニュージーランドでは、この時期、クジラやオットセイなどの哺乳類を見かけることが特に多くなります。
環境保全省(DOC)ではこの機会に、一般市民に向け海洋哺乳類保護への協力を呼びかけています。
目撃情報を海洋哺乳類の監視プログラムに役立てるだけでなく、彼らに遭遇した場合にどのような行動をとるべきかを知ることはとても重要です
オットセイ
オットセイは冬の間岸に上がって体を休めることが多くなります。DOCギズボーンのプログラム・マネージャー、ジェイミー・クワーク氏は、岸に上がったオットセイを見かけたら、そっとしておくのが一番だ、と言います。
「冬にはあちこちのビーチでオットセイを見かけるようになります。オットセイが何らかの助けを必要としているのでない限り、そっとしておきましょう。健康なオットセイなら大怪我をしても自力で回復できますし、人間が手を出すと逆に害を与えてしまうことにもなりかねません」
オットセイは身を守るために噛み付くことがあり、その鋭い歯は犬を殺せるほどです。また、噛まれると治療が困難な感染症を発症することもあります。
DOCではオットセイから最低10メートルは離れ、オットセイよりも海側に立ち入らないように注意を求めています。また、子どもや犬を近づけないようにすることも重要です。
クジラ
クジラも冬になると沿岸部でよく見られるようになります。DOCではミナミセミクジラ(トホラ)の目撃情報を集めています。
「ミナミセミクジラはニュージーランドでは数が大変少なくなっています。DOCではここ数年間沿岸部にやってきた個体の写真などの情報を集め、国内での生息状況を調べています」とクワーク氏は語ります。
成長したミナミセミクジラは体長が平均14.5メートルあり、体色は主に黒です。背びれはなく、潮をV字に吹くこと、頭に白い皮膚肥厚と呼ばれる隆起があることが特徴です。各個体にはそれぞれ異なる皮膚肥厚があるため、研究者が個体を見分けることができます。
ミナミセミクジラを見かけたり、病気や危険にさらされているオットセイを発見した場合は、DOCに連絡してください。
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