異例の活動状態を呈するニュージーランドの火山
2008年7月3日
ニュージーランド北島の中央大地にあるスキー場にまとまった降雪があり、冬も本番となりました。スキーヤーは大喜びしていますが、科学者は同じルアペフ山のクレーター湖に熱い視線を注いでいます。
それは、噴出物が上空5000mに達し、2度のラハール流出が確認された前回の噴火から既に9ヵ月が経過しているにもかかわらず、水温やガスの状態がまだ落ち着いていないためです。
科学者の分析によると、これは必ずしも噴火が近いことを意味するものではないということです。しかしながら、通常クレーター湖の温度とガスの量は噴火が終わると平常レベルに戻るため、今回のように高い数値が続くことは珍しいとされています。
危機管理担当者は改めてミーティングを開き、コミュニケーションの効率化など、ルアペフ山の噴火に際する対応計画を見直しました。セントラル・プラトー・ボルカニック・アドバイザリー・グループもルアペフ山の火山活動に引き続き注視すると発表しています。
突然の噴火 北島の中央部に位置するルアペフ山は、世界的にも有名な活火山です。この北島最高峰には、ニュージーランドでも特に規模の大きなスキー場が2つ(ファカパパ、トゥロア)あります。 昨年10月の噴火の後は、自然の威力の痕跡を見ようと、たくさんの人が現地を訪れました。
前回の噴火は何の予兆もなく始まり、マグニチュード2.8の揺れが記録されました。パイロットが確認したところ、噴出物は上空約5000mにまで達したということです。静止状態からわずか1分、あっという間の突然の噴火でした。
最近のルアペフ山の火山活動で特に規模の大きかったのは、1995年と1996年、そして昨年の噴火です。なかでも昨年のケースでは、クレーター湖の崩壊を防いでいたテフラ(堆積した火山砕屑物)がラハール(泥流)となって斜面を流れていきました。
ニュージーランド周辺には、北島のタラナキ山、ホワイト島、カーマデック諸島のラウール島など、多数の活火山があります。
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