エラズリー・インターナショナル・フラワー・ショー最優秀賞は「ブッシュ・テリー」に
2009年3月12日
環境保護をテーマに、ひなびた小屋、ブッシュ、小川など、ニュージーランドの田舎の風景を表現したガーデンが、ニュージーランド随一のガーデンショーで最優秀賞を受賞しました。
今年初めて南島クライストチャーチで開催されるエラズリー・インターナショナル・フラワー・ショーが、3月11日水曜日に開幕しました。当日は季節外れの寒さにも関わらず記録的な数の来場者が訪れ、色とりどりの植物や屋内外の展示作品、アイデアあふれる受賞ガーデンの数々を見て回りました。
同ショーはクライストチャーチ中心部のハグレー公園で3月15日まで開催しています。公園の土地を掘ることは許可されていないため、何千という植物は直植えではなく、全て鉢に植えられています。
最優秀賞受賞作品
金メダルおよび2つの最優秀賞を獲得したのは、ニュージーランド・エコロジカル・レストレーション・ネットワークがクライストチャーチに置くメディア部門、ブッシュ・テリーのマイク・ピータース氏による「Bush Telly」です。
牛糞が転がりクローバーが咲く田舎風のこのガーデンは、5日間の開催期間中、撮影セットとして実際に使用されます。環境をテーマにしたインタビューを作品中の小屋の中や苗床、小川の側などで撮影し、その動画を来月YouTubeとGoogleビデオで公開、その後DVDもリリースする予定です。
同作品は多くの点において抜きん出ているとして高い評価を受けました。審査員長のペニー・クリフィン氏は、「感情に訴えかけてくるものがありますし、環境への強いメッセージもこめられ、教育的で楽しい、ユニークな作品です」とコメントしています。
多くの来場者で賑わう
南半球最大のガーデンショーである同イベントには、南島中から多くの団体が訪れ、初日の来場者数はこの10年間で最高の1万6千人を記録しました。
エラズリー・インターナショナル・フラワー・ショーは1994年の開始以来ずっとオークランドで開催されてきましたが、「ガーデン・シティ」のイメージをさらに高めたいと考えたクライストチャーチ市が2007年に主催権を獲得しました。
初日の来場者の声によれば、開催地の移転は好意的に受け止められているようです。前売りチケットの販売数は5万枚に達し、来場者からは展示のクオリティの高さとバラエティの豊富さに感心したというコメントが寄せられています。
原産種の植物を使用
鮮やかな色とクリエイティブなデザインのガーデンだけでなく、環境保護のメッセージがこめられた手入れの楽なガーデンも目立ちました。
オールブラックスのハーフバック、アンディ・エリス氏とジョン・マーシュ・ランドスケープ・アーキテクツのダニー・カモ氏による男のためのガーデン「Crate Escape」は、造園部門で最優秀賞に輝きました。
同作品はタソック、フラックス、キャベッジ・ツリーのみを使用した、さほど手入れを必要としないガーデンです。
カモ氏は「この作品には強い環境メッセージがこめられています。原産種の植物を使用するのが現在のトレンドですね」と語っています。
受賞作品
オーストラリア、イギリス、日本のガーデン・デザイナーを含む27名の審査員が、クライストチャーチの有名建築家マイルズ・ウォーレン卿によるドラマチックな赤いガーデン「I See Red」、ベン・ホイル氏による「On the Dark Side of the Moon」、カール・ピケンズ氏による「Take Five」など、エキシビション・ガーデン4作品に金メダルを授与しました。
この他、シンガポールのピーター・チョク氏による白と黄色のロマンチックなウェディング・ガーデン「Seeking Shangri-La」や未来の家庭菜園などが賞を受賞しています。
ダン・ラザフォード氏による「Microcosms」は照明部門の最優秀賞を獲得しました。この作品は、水が湧き出る小川、ポンガの切り株、光るキノコに月明かりが降り注ぐ幻想的なガーデンです。
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