ニュージーランドは「別世界のよう」とウルヴァリン役俳優
2009年5月19日
最近公開された映画『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』は、南島のリゾート、クィーンズタウンで撮影が行われました。主役を演じたヒュー・ジャックマン氏は、ニュージーランドの「魅惑的で別世界のような」景観が同作を素晴らしいものにした、と述べています。
映画の舞台はカナディアン・ロッキーですが、使われているのはクィーンズタウンの風景です。20世紀フォックスの取締役、マーク・クロフト氏も、このニュージーランドの背景に大変満足しているということです。
「見事な景色です。カナダということになっていますが、ニュージーランドの皆さんが見ればすぐにどこであるかわかるでしょう」と同氏は言います。
出演者兼製作者
スーパーヒーロー、ウルヴァリンことジェームズ・ハウレット(通称ローガン)を演じるジャックマン氏は、製作者としても名を連ねています。今作は他の『X-Men』映画よりも「さらに大きく、そして違ったもの」 にしたかった、と同氏は言います。
「ニュージーランドには何か別世界のようなものを感じます。魅惑的ですね。作中の世界をより素晴らしいものにし、映画にリアリティをもたせてくれました」
ニュージーランドでも興行収入第1位
『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』は、全米公開直後の週末に8500万USドルの興行収入を上げました。これは、あの『スター・トレック』をしのぐものです。
ニュージーランドでも公開最初の週に145万NZドルの興行収入を上げ、一躍トップに躍り出ました。
ムービー・ツーリズム
フィルム・オタゴ・サウスランドのケビン・ジェニングス氏は、地元の映画ファンは同作に馴染みのある風景が登場することを大変喜んでおり、クィーンズタウンとサウスランド地方にとって「素晴らしい広告」となった、と述べています。両地方では映画の撮影地となることによる継続的な経済効果が期待されています。
『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』のキャストおよびスタッフがクィーンズタウンの経済に金銭的にどれくらい寄与したのかはっきりとした数字は明らかにされていませんが、ジェニングス氏によると、オタゴおよびサウスランドでは映画制作のために3870万ドルが費やされ、かなりの部分を同映画の制作が占めているとのことです。
同氏は、「撮影時の直接的な経済効果や雇用創出だけでなく、国際的な映画制作者との関係を樹立することができました」とも述べています。
ロケ地
同映画は2007年10月初旬から2008年6月中旬にかけてクィーンズタウン周辺で撮影が行われ、現地の映画制作者やサービス業者約100名を雇用しました。撮影中は300名以上のキャストおよびスタッフが滞在しています。
クィーンズタウンのホテル、ペッパーズ・ビーコンにプロダクション・オフィスが設置され、ショットオーバー・ジェットやクィーンズタウン市内のジムや映画館などでジャックマン氏の姿が目撃されました。
主役ローガンのキャビンが建てられたのは、クィーンズタウン近郊にある野生動物公園、ディア・パーク・ハイツです。ここは映画『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影も行われた雄大な景色を誇る場所です。
パラダイス、クィーンズタウン
作中でローガンが逃げ込む農家と納屋はクィーンズタウンのパラダイス近郊にある私有地に建てられ、ここで爆破されました。ハーレーダビッドソン対ヘリコプターのアクションシーンのセットは付近の公道に作られました。
ここから程近いグレノーキー周辺の景色やクルーサ地区のマヒネランギ湖畔の森もいくつかのシーンに登場しています。また、木材伐採作業場やウルヴァリンとセイバートゥースが対決するバーには、ダニーデン市内の閉鎖されたセメント工場が使われました。
廃棄物ゼロ・ポリシー
『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』は、クィーンズタウン・レイクス・ディストリクト・カウンシルとフィルム・オタゴ・サウスランドが昨年新たに導入した「廃棄物ゼロ」ポリシーに準拠した初の大作映画です。
同映画が出した廃棄物は670トンで、うち615トンが再利用されています。
これにより、映画制作会社は約55,000NZドルの廃棄物埋め立て料を節約することができました。同時に、今後訪れる映画制作者が参考にできる枠組みを形成したといえるでしょう。
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