希少なカカポに出会えるチャンス、再び到来
2009年5月7日
「早起きは三文の得」にあたる英語のことわざで「早起きの鳥は虫を捕らえる」と言いますが、「早めに計画すれば珍しい鳥に出会える」そんなツアーが企画されています。
今年の9月から10月にかけて、南島南端に位置するスチュアート島のパターソン・インレットに浮かぶウルヴァ島でカカポのシロッコ君に会うツアーが催行されます。
夜行性の飛べない鳥カカポは世界でもっとも希少なオウムで、現在生存している個体数はたったの125羽です。早めに計画を立てて、この珍しい鳥を間近に見るチャンスを逃さないようにしましょう。
コッドフィッシュ島保護区
現在生存しているカカポは、スチュアート島近くの捕食動物のいないコッドフィッシュ島でニュージーランド・カカポ・リカバリー・プログラムの保護を受けています。通常はプログラムに関わる研究者しかカカポを間近に見ることはできません。
ウルヴァ・アイランド・チャリタブル・トラストでは、一般の人々にもカカポと対面する機会を提供しようと、一時的にシロッコ君をウルヴァ島に設置された安全な囲いの中に移すことにしました。
カカポ・エンカウンター・プログラム
この試みはカカポ・エンカウンター・プログラムがスタートした2006年に初めて行われました。大変大きな反響があり、世界中のバードウォッチャーたちがシロッコ君に会うためにやってきました。
しかし、これまでは来たくても予定が合わせられなかった海外のファンが多くいました。そこでトラストでは、海外から参加する人も余裕を持って予定を立てられるよう、今年は早めに告知をすることにしたということです。
ウルヴァ島ツアー
2009年9月26日~10月26日の1ヶ月間、カカポ・エンカウンターではウルヴァ島へのツアーを毎日催行します。夕刻、少人数グループに分かれてシロッコ君が暮らす囲いを訪れ、至近距離からシロッコ君を観察します。
ウルヴァ島は10年前から捕食動物のいない島となり、キーウィ、カカ、サドルバック、イエロー・アイド・ペンギン、リトル・ブルー・ペンギン、ライフルマン、モフア、スチュアート・アイランド・ロビン、ウェカといったニュージーランド固有の鳥たちが繁殖しています。
カカポの特徴:
- カカポは世界で最も大きなオウムです。オスの体重は2kgを超えることもあります。
- 他の陸上性の鳥と異なり、大量のエネルギーを脂肪分として体内に蓄えることができます。
- 「レック」と呼ばれる交尾方法を行う唯一のオウムです。繁殖期(夏)を迎えるとカカポのオスは1ヶ所に集まり、自分の窪みを掘る場所を確保するために戦います。そして毎晩この窪みの中で胸の空気袋を膨らませ、低周波の鳴き声を上げてメスを呼ぶのです。この鳴き声は数キロ先にまで届きます。また、胸に空気袋を持つオウムはカカポだけです。
- 3~4年ごとに繁殖期を迎えます。
- 一晩に数キロ移動することができます。
- 空を飛ぶことはできませんが木登りが上手です。
- 草木の根や葉、果物を餌にする草食の鳥です。
- かつては低地から山岳地帯にまで生息していました。
- 夜行性で危険を感じるとうずくまってじっとする習性があります。これは大昔に生息していた巨大ワシから身を守るためについた習性ではないかと考えられています。
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