ペンギンがスター選手、氷上運動会
2009年5月1日
オークランドの海岸沿いにある水族館、ケリー・タールトンズで公開中の「ペンガスロン」は、80羽余のペンギン達が接戦をくり広げる氷上運動会です。
ボールを操ったり足踏みをしたり、スター選手として活躍するペンギンたちの様子に、家族連れが歓声を上げる光景が今、話題のアトラクションとして評判になっています。
ペンギンたちも喜ぶ参加種目
雪や氷の上をよちよちと歩く姿が愛らしいペンギンですが、世界初のペンガスロンでは、サッカーやフリスビー、スイングボール、徒競走などで器用さと運動能力の高さを披露しています。
しかし、ケリー・タールトンズ水族館が明言しているように、この企画は1回限りのサーカスを目的としたものではありません。
どのゲームも、ペンギンたちの日常をより充実したものにするためのプログラムの一環として導入されたもので、トレーニングは定期的に行われています。ゲームを開発したのはケリー・タールトンズの飼育チームで、ペンギンたちが心身ともに良好な状態を維持できるよう工夫されています。
ペンガスロンはこの総合的なプログラムを紹介するための企画なのです。今回の公開は5月10日までの予定ですが、かなりの好評を博したため、今後も同様の企画が検討される模様です。
ペンガスロンを観戦
タキシードで正装したペンギンたちの様子は、雪上車を改造した乗り物からも、館内各所に設置されたスクリーンでも見ることができます。
また、キングペンギンやジェンツーペンギンの活躍を楽しんだ後、入館者が自分でゲームに挑戦できるコーナーもあります。
特に子供向けには、ジャイアントペンギンの足ヒレをつけ、甲に卵を乗せて進む競走や、手にペンギンのフリッパーをつけてボールを打ち合うゲームが用意されています。
メンバー紹介
ストレッチ、マギー、バターカップ、フェニックス、エスキー、ポピーなど、1羽1羽のペンギンにきちんと名前が付けられています。
館内には個性豊かなペンギンたちを名前とともに紹介するコーナーがあり、2種類のペンギンの違いも説明されています。選手とチームのプロフィールを読むと、応援もいっそう楽しくなるはずです。
ペンギンのコロニーとしても貴重
1994年の南極体験コーナーのオープン以来、15年間にわたりペンギンを飼育してきたケリー・タールトンズは、亜南極海域のペンギンのコロニーとしてニュージーランドで唯一の存在でもあります。
ペンガスロンは、ペンギンの生息環境に迫る危機や、プログラムがペンギンたちにとってどのように役に立っているかを含めて、より多くの人々にペンギンに関する理解を深めてもらうことを狙いとしています。
ケリー・タールトンズでは他にも、1日に2回の餌やり、スタッフによる氷の世界の解説など、ペンギンに関連する企画が実施されています。
また、今ならキングペンギンのヒナ鳥を見るチャンスもあります。ちょうどこの時季に、ふわふわの愛らしいヒナが母鳥のお腹の下から這い出し、外を探険し始めるということです。
ペンギンたちのための生活向上プログラム
ケリー・タールトンズでは、ペンギンたちのためのプログラムとして、以下のような試みを実施しています。
- 雪を追加したり山をつくったりトンネルを掘ったりして、飼育室の模様替えをする
- サッカーボールやフリスビーなど、ペンギンたちの好奇心を刺激するものを与える
- 亜南極の気候を再現するため、時折気温を下げたり風力を強めたりして環境に変化を加える
- ボールの中に魚を入れるなど、餌の与え方を工夫する
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