ホビット新作とピーター・ジャクソン監督、いよいよ始動
2010年10月18日
ファン待望、JRR・トルキエンの描いた中つ国とホビットたちが再び銀幕によみがえります。
有名人の降板などでしばらく静観されていた新作『ホビット/The Hobbit 』(原題)ですが、ハリウッドの大物の賛同を得て、ニュージーランドのピーター・ジャクソン監督の指揮のもと、二部作で撮影が開始されることになりました。
JRR・トルキエンの小説を原作とするこの作品は、2011年2月撮影開始、2012年12月および2013年公開の予定です。
『ロード・オブ・リング』の前編にあたる新作は、6億6100万NZドルをかけて3D映像で撮影されることになっています。ロケ地はまだ発表されていません。
監督の傘下にあるウィングナット・フィルムズ関係者によると、ロケ地の発表は「1、2週間後」になる見込みだということです。
ウェタ・スタジオ
ニュージーランドに拠点を置くウェタ・スタジオは特撮効果で数々の賞を受賞した施設です。ジャクソン監督とオスカーを獲得した同胞リチャード・テイラー氏が共同で設立したこのスタジオは、実際のロケ地がどこに設定されたとしても制作に関わることになっています。
脚本はジャクソン氏本人とパートナーであるフラン・ウォルシュ氏、ニュージーランド人のフィリッパ・ボイエンズ氏、監督になる予定だったメキシコの巨匠ギレルモ・デル・トロ氏が手がけました。
「トルキエン氏の中つ国に入り込むという体験は、一般的な撮影よりもはるかに深いものです」とジャクソン氏。
「イマジネーションが生み出した美しい世界とそこで繰り広げられる物語に浸ること、それは素晴らしい心の旅とも言えます。ガンダルフとビルボの待つワンダーランドに、ニュー・ライン・シネマ、ワーナーズ・ブラザーズ、MGMといった仲間とともに再び足を踏み入れることを楽しみにしています。」
『ロード・オブ・ザ・リング』三部作
『王の帰還』で完結を迎えるとともに2003年のオースカーを一掃するなど、国際的に大旋風を巻き起こした『ロード・オブ・ザ・リング』。再び中つ国へと誘う新作の計画が発表されて以来ずっと、ファンはこのニュースを待ちわびていました。
トルキエン氏の小説を原作とする三部作についてニュー・ライン・シネマに話を持ちかけた当時、監督は国際的にはほぼ無名でした。多額の資金を必要とする映画の制作はリスクと背中合わせだったのです。
その後成果を挙げたジャクソン氏は今や、斬新な視覚効果と卓越した表現力で知られる名監督となり、行く先々で歓待されています。
『ホビット』はニューラインシネマとMGMの共同制作。プロダクションはニューラインシネマ、国内配給はワーナー・ブラザーズ、海外配給はMGMが担当します。
製作指揮はピーター・ジャクソン氏、フラン・ウォルシュ氏、キャロリン・カニンガム氏。フィリッパ・ボイエンズ氏は共同製作者として、ケン・カミンズ氏はエグゼクティブ・プロデューサーとして参加します。
ニュージーランドのマタマタにあるホビット村
ワイカト・タイムズ紙によると、ワイカト地方の小さな町マタマタでは、再びホビットの村が地元に現れるものと期待が高まっています。
『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影の際にホビット村のセットが設営されたこの地域は、ニュージーランド有数の観光地となっています。前編にあたる新作に向けて、さらなる整備も進められてきました。
ホビット村のツアーを催行するラッセル・アレクサンダー氏は、セットのあった土地の所有者であるイアン・アレクサンダー氏の息子にあたります。ピーター・ジャクソン氏のためにも、新作の撮影がいよいよ始まるというニュースを喜びとともに受け止めています。
「実に素晴らしいニュースです。楽しみですね」
マタマタ・ピアコ地区役所のヒュー・ヴァーコー所長は、ホビット村の設営に向けての大掛かりな準備について次のように語っています。
「我々が自信をもってロケの受け入れ態勢を整えている理由はもうひとつあります。それは、ファンの情熱と本物へのこだわりを私たちが熟知していることです。もし他所にホビット村を造ったとしたら、オリジナルとは似ても似つかないものになるでしょう」
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