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トピックス

 

ニュージーランドのマタリキ・フェスティバルに注目

2010年5月7日

マタリキ・フェスティバル − 全国各地にて
6月14日~7月18日

新たな始まりを家族と祝うマタリキの時期にあわせて、ニュージーランド各地で今年も盛大かつ地方色豊かなイベントが多数企画されています。

南太平洋の島国アオテアロアのお正月、マタリキは、すばる(プレアデス星団)が水平線上に現れる頃を基準としており、今年は6月14日が元旦にあたります。

大きな成果に結びついた昨年に続き、今年もワイカト地方のナルアワヒアでグルメ&ハンギ・コンサートが行われます。会場はトゥランガワエワエ・マラエ、料理は国内随一のセレブシェフ、ピーター・ゴードンが担当します。

グルメなハンギコンサート

極上のハンギ料理とコンサートが楽しめるイベントは6月27日に予定されています。会場となるマラエはマオリ王トゥテイティア・パキ氏の公邸です。

ピーター・ゴードン氏によると、当日は700人前のハンギ料理を用意するということです。また、収益金はラウカタルイ・ミュージックセラピー・センターに寄贈されます。同施設は脳性麻痺の子どもの母親でもあるシンガーソングライター、ヒネウェヒ・モヒ氏が設立しました。

「当日は私の店 ‘dine’ で働く仲間はもちろん、トゥランガワエワエ・マラエの気さくで優秀なシェフやハンギ職人も一緒に調理場に立ちます。マオリ流のすばらしい歓迎の儀式とパフォーマンス、ニュージーランドでも一流のエンタテイナーの音楽など、とても楽しみです」

現在、ホリー・スミス、ドン・マグラシャン、ヒネウェヒ・モヒといった国内のアーチストが協力を申し出ています。

伝統料理ハンギ

メニューの詳細はまだ発表されていませんが、ゴードン氏がハンギにも一工夫するのではと期待されています。

本来のハンギは肉や野菜を焼け石と一緒に地中に埋め、蒸し焼きにするだけですが、フュージョン料理を得意とする彼は、去年は地元の食材とアジアのスパイスを巧みに組み合わせ、伝統的なシンプルな風味を好む人にも納得のいく味を創りだしました。

昔ながらのマタリキの祝い方は、親族でもてなし合い、食事を共にするという家族的なものです。もうすぐニュージーランドの各地のマラエや裏庭、公民館などでハンギを楽しむ光景が見られるようになるでしょう。

収穫が終わって食べ物が豊富なこの時期に、海の幸、山の幸を分かちあいながら過ごすのです。

親しい人たちとカイ(食事)を楽しんだら、新たな一年のために土地を耕し、樹木や作物の苗を植えることになっています。

テ・パパ国立博物館(ウエリントン)
ニュージーランドの国立博物館、テ・パパでは、6月10日(タイテ・10ピピリ)から6月27日(ラタプ・27ピピリ)まで、18日間に及ぶマタリキのイベント各種の準備が進められています。

2010年は伝統のカヌーにちなんだ「ワカ − 旅と人々の集い」というテーマを掲げています。

マオリの祖先は数千年前から夜空を頼りにカヌーで太平洋を移動していました。また、テ・パパはマタリキの特設展として「発見の旅」を計画しています。

カーター天文台(ウエリントン)

最近改装を終えたウエリントンのカーター天文台では、6月14日の早朝にヴィクトリア山の頂上からすばるが昇るのを観察するという公開イベントなど、マタリキをテーマにした様々なアクティビティが行われます。

優れた性能を有する天体望遠鏡と新しいプラネタリウムを備えた天文台は、すばるの観察に最適の場所です。すばるは5月の終わり頃から夜明けの北東の空に姿を現すようになります。今年は6月14日から7月18日までの間がすばるの観察できる時期になります。

カーター天文台では他にも、マオリの新進アーチストの作品展示やペローラス・トラスト・プラネタリウムのマタリキをテーマにしたショー、子ども向けのコンテスト、ファミリーイベントなどのプログラムが予定されています。

ストーンヘンジ・アオテアロア(ワイララパ)
マタリキ記念イベントはウエリントンに近いワイララパの田園地帯にあるストーンヘンジ・アオテアロアでも行われます。星空観察にうってつけの環境で、マオリの祖先をはじめとする昔の人々が太陽や月、星といった天体を暮らしにどう活かしていたかを知ることができます。

イギリスにあるストーンヘンジ遺跡を同縮尺で再現したこの屋外設備は、石造物を使った古代の天文学に現代風の解釈を加えたものです。広大な空を見上げながら、宇宙の不思議や昔の伝説に触れてみてください。

敷地内にある渦巻き状に並ぶ7人の女性を象った彫刻にも物語があります。この作品は、すばるが7つの主要な星からなり、ギリシャ神話のプレイアデス七人姉妹に由来していること、ポリネシアには石を並べて星空の羅針盤をつくり、マラマタカ(太陰暦)や夜空の読み方を教えるという伝統があったこと、そして、コルの渦巻き模様が生命のシンボルであること、以上の3つをモチーフにしています。

ホークスベイ地方
ホークスベイ地方のナティ・カフングヌ族の人々にとってマタリキはとても大切な行事です。ニュージーランドで3番目の規模を誇るこの部族はワイロアのファレラタ山脈から南ワイララパのパリサー岬まで、広い範囲に住んでいます。

マオリ人口が全国で2番目に多い地方ということもあり、2010年のマタリキも現代風のイベントで盛大に祝います。

6月6日には恒例のワカ・アマ・スプリント・コンテストがクライブのファーンドン・パークで開催されます。体感温度がマイナス2度になる川で競漕が行われます。

6月11日はパヒアトゥア・マタリキ・ファミリーナイトです。エンターテイメントには大勢の観客が集まることが予想されています。最後には花火もある、人気のイベントです。

エンターテイメントと花火の祝賀イベントは、ワイプクラウ、フラックスミア、カータートン、ワイロア、タラデールといった地域でも予定されています。6月11日のマタリキ記念のバスケットボールの試合では、ホークスベイ代表はタラナキ代表と対決します。

映画で見るマタリキ
今年はマタリキというタイトルの映画がニュージーランドで公開されます。

プロデューサーはフィオナ・コップランド氏、監督は人気テレビドラマ、Outrageous Fortuneを手がけたマイケル・ベネット氏です。マタリキを目前に5つのストーリーが絡み合いながら進行するという構成で、南オークランドが舞台になっています。

この作品ではニュージーランドの新人俳優2名((スサーナ・タン、ジェーソン・ウー)がデビューします。ニュージーランド・フィルム・コミッション後援。

マオリの新年を祝う「マタリキ」


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