サム・サマーズ・ハット遊歩道 Sam Summers' Hut Track
クィーンズタウンとグレノーキーを結ぶ道路脇から出発するサム・サマーズ・ハット遊歩道は、所要時間3時間の周回遊歩道です。1860年代から1930年代に繰り返し金採掘が行われたこの地では、金を捜し求めた鉱夫たちの当時の生活を垣間見ることができます。コース途中では、浚渫によって形成された巨大な渓谷や、金土砂を流すためトレイル・レースと呼ばれるトンネルなど、金採掘跡を訪れることができます。ゴールドラッシュ時代の初期には、崖の金土砂を崩すために水を使った浚渫が行われていました。洗い流された金土砂は、トレイル・レースのトンネルに流され洗われました。ここに残されているトンネルは長さ24メートル、幅1メートル、高さ10メートルと規模の大きなものです。 サム・サマーズ・ハット(Sam Summers' hut)も興味深い見所の一つです。1930年ごろビル・サマーズによって建築されたこの山小屋は、その後、この地で10年間に渡り、金の試掘を行った息子のサムが使用しました。また、サム・サマーズ・ハットの裏からは中国食器の破片が見つかっていることから、この地域にも中国人金鉱夫が暮らしたキャンプがあったと考えられています。現在、この山小屋は環境保全省が維持管理を行っており、ハイカーたちが宿泊用山小屋として使用しています。 サム・サマーズ・ハットを過ぎると遊歩道は、12マイル・クリーク(12 Mile Creek)を横切り、ディスピュート湖(Lake Dispute)を見下ろす尾根へ向かって上り始めます。この地点で遊歩道は、そのまま進んで駐車場へと戻るルートと、フェンス沿いにディスピュート湖岸へ下りグレノーキー・ロードへと出るルートの二つに分かれます。
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