アウトドア派の人々
ニュージーランドは人口密度が低く、壮大な自然の景観に恵まれた国です。その結果、ニュージーランド人には、自分たちの周りに広がる風景とアウトドア・ライフを愛する人が多いのです。ハイキング、山登り、カヤックなどは多くのニュージーランド人が楽しむアウトドア・アクティビティです。また、自然の風景に親しみたい人々は、海岸に遊びに行ったり、ブッシュウォークを楽しんでいます。彼らは、1953年に世界最高峰のエベレスト山に初登頂した、おそらく最も冒険好きなキーウィ(ニュージーランド人)、エドモンド・ヒラリー卿の先例に倣っているのかもしれません。
水への情熱
これだけ多くの海岸線があるのですから、ニュージーランド人が水に愛着を持たないわけがありません。1000年以上前、先住民マオリ族の祖先クペがこの国の北方の陸地を見つけ、到達して以来、ニュージーランド人は航海のための船に並々ならぬ情熱を持ってきました。20世紀の間、ニュージーランド人はヨットデザインとレースの第一線で活躍しました。名誉あるアメリカズカップを保持し続けていることから見ても、その勢いは今世紀に入ってからも衰えてはいません。またニュージーランド人はオリンピックにおいても、ヨット、ウインドサーフィン、カヤック、漕艇の部門において多くのメダルを獲得しています。
平等が当り前の国
気取らないニュージーランド人の気質を言葉にすれば、みんなに平等、フェアプレイ、そしてチームワークを大事にする、ということが挙げられます。これは、初期のパケハ(ヨーロッパ人)によって築かれた社会はもちろん、マオリ社会の基盤である協調的な「ファナウ大家族」も一因しているかもしれません。ヨーロッパ人移民の多くは、階級制度から逃れ、自由になるためにニュージーランドにやって来ました。入植した人口が少なかったヨーロッパ人は、新天地で生きていく上で協力し助け合うことが必要だったのです。気取った「家」ごとの階級制度は、建国間もない国で厳しい自然を開拓するためには、まったく無意味なものでもありました。ニュージーランドはまた、女性が参政権を得た最初の国のひとつであり、強い労働組合の伝統を持つ国でもあります。
培ってきた国民気質
2度にわたる世界大戦は、ニュージーランドの男性人口に大きな打撃を与えました。しかし、それによって、友達や仲間を大事にし、「仲間」として支え合うことが、社会的に重要な価値があることを認識していったのです。この気質は、今でもスポーツ界で見受けられます。チームスポーツのラグビーは、ニュージーランドで最も人気がある観戦スポーツです。その理由は、この、「仲間」として支え合う国民気質を背景に、有名なオールブラックスが世界最強のチームであるからです。国民の誇りオールブラックスは、ワールドカップで優勝1回、決勝進出2回の実績があります。ラグビー大国ニュージーランドがこのスポーツの起原のように錯覚されがちですが、ラグビーはイギリスの公立学校で産まれ、1868年にニュージーランドに伝わりました。国技ラグビーは、ニュージーランド人の産まれながらの気質によって受け継がれる、紛れもない「ニュージーランドの男」のスポーツなのです。
|