優雅な青色、氷河を歩く【フォックス氷河】 |
雄大な景観や手つかずの山野などさまざまな自然の姿にあふれたニュージーランド。氷河体験というのも、なかなか得がたい驚きがある。氷河は南島の南西部にあり、ふもとの村から歩いて行けるという気軽さにまず驚く。氷河に着いて自分の足で踏みしめられたことや、氷河は意外にも優雅な青色だったことを知って、また驚いた。何万年もかかってできた自然の造詣こそ、エコ。その象徴ではないか、と思えてならなかった。 |
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その日は、朝から雲行きが怪しく、午後は土砂降りだったが、翌日は朝から晴れ上がった。一日のうちに四季があると言われるニュージーランドでは、旅の空はあまり気にしないのが一番だ。午前9時前、村の中心部にあるフォクス・グレイシャー・ガイディング社のオフィスを訪ねると、私と同様の予約客が三々五々集まり始めていた。午前中の半日コースに挑戦する人たちだ。午前9時半、出発前の説明が始まった。軽いナップザックや防寒・防水を兼ねたズボンなど必要に応じて借りられる。氷河を歩くための靴とすべり止めの金具は必需品だが、あとで二つの意味があることを知る。
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みんな記念撮影をしたり、もってきたジュースを飲んだり。1時間近く滞在できる。私が一番感動したのは、氷河の不思議な青さだ。透明か、あるいは白だと 思っていた。その両方なのだが、うっすらと優雅に青い。そばにいた男性ガイドに尋ねたら、「光の屈折によるのです。どういう仕組みでそうなるのか、実は私 もうまく説明できないのです」。正直な答えに、ニュージーランドらしいおおらかさを感じてしまった。撮影のため三脚を立ててはいけない。ごみは持ち帰る。 当然のルールがある。 終わってふもとに戻って、証明証をもらった。「氷河を歩いたことを証し……」のあとに書いてあった言葉に笑ってしまった。「当地の荒 天と、ガイドの退屈な口上に耐え忍んだことを証す」。ニュージーランド人の茶目っ気まで体験させてくれる氷河歩きだった。 |
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ライターの独り言
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