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【第六回・下】 体験者と専門家に聞く、ニュージーランドの食事と買い物術

 

ロングステイ期間中の食事や日用品の買い物は、どのようにするのがいいのでしょうか。そしてやはり恋しくなる日本食材は、簡単に入手できるのでしょうか。ロングステイ体験者とオークランドで日本食品の卸業を営む専門家に、お話をうかがいました


 
 

 
 

ロングステイ向けの宿泊施設には、キッチンが付いているところがほとんど。外食もいいですが、より住民気分を味わうため、時には食材を購入して自炊に挑戦してみてはいかがでしょう。ロングステイ体験者の方々に、滞在中の食生活についておうかがいしました。

●山村茂子さんの場合
1日2食付のホームステイでしたので、朝食と夕食はステイ先で用意してもらい、ランチは外で食べることが多かったです。おみやげ以外はあまり買い物をすることもありませんでしたが、物価は日本とほぼ変わらないと感じました。

 
 
スーパーにある、日本食材コーナー - click for more.
スーパーにある、日本食材コーナー


日本食材店の店内 - click for more.
日本食材店の店内


クイーン・ストリートにある日本食材店 - click for more.
クイーン・ストリートにある日本食材店





 
  ●保坂良さんの場合
語学研修が滞在の目的でしたので、学生用の宿泊施設2カ所にステイしました。1ヵ所には共同のキッチンがあったのでそこで自炊が可能でしたし、もう1ヵ所は食事付でした。日本から蕎麦やそうめんなどの乾麺類を持参していたので、自炊の際に役立ちました。

 
 
  ●椎野誠一さん・節子さんの場合
キッチン付のアパートメントに滞在していたので、基本的に朝食と昼食は自炊をしていました。食材は主にスーパーマーケットで野菜、魚、果物をよく購入しましたが、果物が比較的安く、あとはだいたい日本と同じくらいの価格だと思いました。

 
 
  ●小林正弘さん・フミエさんの場合
食事は長期滞在の要ですから、独立したキッチン付の物件を借り、よく自炊をしました。料理が趣味で日本から刺身包丁を持参していたので、時には鯛やサーモンをさばいて刺身も作りました。日本食材は、やや割高にはなりますが、日本食品店のほか中国系・韓国系のスーパーマーケットで何でも手に入るので便利でした。
 
 
  ●小野陽三郎さん・充恵さんの場合
ロングステイ中は体調管理のことも考え、日本料理を中心に自炊しています。毎年タウポでロングステイをしているので知人も増え、時にはその人たちをステイ先に招いて日本料理パーティを開くこともあります。
 
 
  ●中村富哉さん・よし子さんの場合
滞在先のアパートメントにはキッチンが付いていたのでよく自炊をしました。オークランドでは深夜まで営業しているスーパーマーケットが多く、重宝しました。スーパーで購入した中華の材料でチマキを作りましたが、とてもおいしかったです。中国系や韓国系の食材店も利用しました。ニュージーランドはシーフードや白ワインが美味で大満足。日本からは蕎麦道具を持参していたので、ホームパーティで手打ち蕎麦を作りました。
 
 
  次に、オークランドの老舗日本食材店であり、卸業も行っている専門家から、ニュージーランドの日本食事情をご指南いただきましょう。

●メイド・イン・日本 青柳正さんからのアドバイス

  メイド・イン・日本のマネージング・ダイレクター、青柳正さん - click for more.
メイド・イン・日本のマネージング・ダイレクター、青柳正さん
ニュージーランドでは日本食材は入手しにくいのではないか? そう思われる方も少なくないと思いますが、ほとんど何でも手に入りますからご安心ください。特にここ数年は種類も増え、選択の幅が広がっています。例えば醤油ひとつとっても何社ものメーカーの商品が揃っており、濃い口、薄口、減塩、昆布醤油など好みに合わせて選んでいただけます。

では見つけるのが困難なものはといえば、肉類でしょうか。ニュージーランドでは肉類の輸入が禁じられているため、霜降り和牛や鹿児島の黒豚といったものを探すのは難しいと思います。しかし地元産のおいしくて安い肉がありますから、不満を感じられることもないでしょう。

白菜、大根といった和食に欠かせない野菜も中国系や韓国系のスーパーマーケットでごく普通に置かれていますし、春菊、シソなども代用できるものが見つかります。ロングステイの場合、納豆や日本製のマヨネーズ、梅干などを求められる方が多いのですが、これらも日本食材店ならまず間違いなくありますね。また、普通のスーパーマーケットでも、醤油、味噌、みりん、酢といった最低限の日本食材を扱っているところがほとんどです。オークランドやクライストチャーチといった主要都市はもちろん、地方へ行ってもこうした基本の調味料は用意されていますよ。

日本食材は輸入品なので多少割高になりますが、この国は食物の持込に厳しい制限があるので日本から持参する際には注意が必要です。「何でも現地調達が可能」ということを覚えておいて、どうぞ気楽に身軽にいらしてください。