ファンガヌイ川の知られざる一面
ファンガヌイ国立公園はファンガヌイ川の上流と中流の地域に広がっています。この川はニュージーランドで最も長い航行可能な河川です。全長329kmのこの川は、北島中央にある火山群を源とし、起伏の激しい渓谷や丘陵の続く森林地帯を通り、タスマン海へと伸びています。
この川はかつてはマオリの人々にとって重要な輸送ルートでした。そして、多くの「パ」(砦)が川沿いの突きだした土地に造られました。初期のヨーロッパからの入植者や貿易商人も、長く幅の狭い急流を通り、船を導くなどして、川を輸送手段として利用していました。現在これらの急流はカヤックを楽しむ場所になっています。タウマルヌイからスタートし、ピピリキまでカヤックを漕ぐアドベンチャーツアーは「ファンガヌイ・ジャーニー(Whanganui Journey)」として知られています。
主な見所
ファンガヌイ国立公園の特徴は、かみそりの刃のように鋭角な峰と急な斜面の谷間の景色です。公園のほぼ全体が原生の低地林で覆われ、大きな鉢状の地形の中央部に位置しています。そこで見られる大部分の岩は泥質で柔らかいため、川の流れによって容易に形が変わります。
ファンガヌイ国立公園は、バード・ウォッチングにも最適な場所です。ケレル(在来種の鳩)、ピワカワカ(別名ファンテイル)、トゥイ(エリマキミツスイ)、トウトウワイ(コマドリ)、リロリロ(グレー・ワブラー)、ミロミロ(シジュウカラ)など、たくさんの野鳥が見られます。環境保全省の保護計画の対象にもなっている希少種のフィオ(ブルー・ダック)は、着実にその数が増えています。運が良ければ、カカ(在来種でオウムの一種)やイエロー・クラウン・パラキート(黄色い冠のインコ)を観察できることもあります。夜間にはノースアイランド・ブラウン・キーウィの鳴き声を聞くことができるかもしれません。
宿泊施設
国立公園内の宿泊
環境保全省は「グレート・ウォーク」と呼ばれる国内の主要トレッキングコースを管理しています。ファンガヌイ国立公園内にはハイカー用ハット(山小屋)が3ヶ所設置されています。「ファンガヌイ・ジャーニー」の道中には、多くのキャンプ場があります。これら「ファンガヌイ・ジャーニー」のルートにあるハットの利用には、予約は必要ありません。その他、「マテマテオンガ・トラック(Matemateonga Track)」沿いには、バスルーム付きのハットもあります。
国立公園周辺
ファンガヌイ国立公園の北の境界の近く、タウマルヌイには様々なタイプの宿泊施設があります。また、ワンガヌイの町の南端まで行けば、幅広いタイプの宿泊施設から選ぶことができます。ワンガヌイとピピリキの間には、何軒かのB & B(ベッド&ブレックファスト)もあります。
主なアクティビティ
「ファンガヌイ・ジャーニー」
「ファンガヌイ・ジャーニー」は川を下るルートですが、ニュージーランドの主要トレッキングコース「グレート・ウォーク」のひとつに数えられています。この全長145kmの旅は、タウマルヌイから始まり、ピピリキの村で終わります。カヌーかカヤックで行く場合には約5日間を要します。ファカホロからピピリキまでなら3日間でたどり着くことができます。
ジェットボート
ファンガヌイ川の上流と下流の両方にジェットボートの乗り場があります。国立公園を存分に楽しむなら、公園の中心までアクセスできるジェットボートを利用しましょう。ジェットボートに乗れば、有名な「行き先のない橋(Bridge to Nowhere)」を見ることができます。この橋は、その先の開拓村へ続く予定でしたが、その村はついに完成することがありませんでした。
| |

ファンガヌイ国立公園の 「行き先のない橋(Bridge to Nowhere)」を渡る。 |
|
 |
|
ハイキング/トレッキング
「マテマテオンガ・トラック」は公園内で最も人気のある長いルートのひとつです。先住民マオリ族の足跡をたどるこのコースを歩くには、およそ4日間かかります。「マンガプルア・トラック(Mangapurua Track)」は、ファカホロから始まって「行き先のない橋」で終わるルートで、3日~4日間を必要とします。ほとんどの参加者は「行き先のない橋」まで歩き、帰路はジェットボートを利用します。
ファンガヌイ川で最も人気のあるハイキングコースは、川から「行き先のない橋」への往復1時間半の短いコースです。さらに南には、素晴らしい1日コースの「アテネ・スカイライン・トラック(Atene Skyline Track)」があります。
|
|
|
newzealand.com のページ:
|
|
|
その他のサイ ト:
|
|
|
|
ファンガヌイ国立公園
 |
|
季節の特色
四季の見所
秋になっても本格的に気温が下がる前までは、カヤックやカヌーの人気はまだまだ衰えません。ワンガヌイの町からそう遠くないところでは原生植物から外来種の木々へと景観が変わっていきます。秋には、谷間が紅葉に染まり、美しい姿を見せます。
公園を楽しむヒント
- グレード2のファンガヌイ川はカヌー初心者向きです。カヌーやカヤックの経験は必要ありません。
- タウマルヌイとピピリキ間には200ヶ所以上の急流がありますが、ほとんどは1m未満の落差なので難易度は高くありません。
- 川ではブラウン・トラウトとレインボー・トラウト(虹マス)が釣れます。
- ブタ、ヤギ、鹿の狩猟が可能です。ルールなどの詳細は環境保全省に確認してください。
- ティエケ・カインガ(Tieke Kainga)の地域は環境保全省と地元のマオリ人によって共同管理されています。ここでは特にマオリの伝統的な慣習ルールを守るよう心掛けてください。カヌーをする人たちは2段ベッドやキャンプ施設を利用できます。
- 施設やサービスの利用方法はよく変更されるので、出かける前には最寄の環境保全省のビジターセンターで最新の情報をチェックしてください。
|