オークランド地方の観光ハイライト
海に囲まれたオークランドでは、気軽に湾内に浮かぶ島々へ出かけたり、のんびりとしたくつろぎの時間を過ごすことができます。また海だけではなく、48もの休火山噴火口跡と、緑濃い原生林に覆われた2つの山脈があり、都会でありながら豊かな自然に恵まれています。
ひと目でわかるお勧めハイライト
歴史と自然が調和する島、カワウ島
カワウ島にある「マンション・ハウス(Mansion House)」は、ニュージーランド初期の総督のひとりであったジョージ・グレイ卿ゆかりの建物として知られています。彼が邸宅として利用したこの建物は現在、博物館として一般に公開されています。グレイ卿はカワウ島に滞在中、様々な外来動植物をこの地に持ち込みました。そのいくつかは、現在でも目にすることができるでしょう。また島内には遊歩道が整備されており、ビーチやマオリ族の砦跡である「パ」、銅山跡などへと続いています。カワウ島はオークランド中心地から北へ車で約1時間の距離にある、サンドスピットの町からフェリーですぐのところに位置しています。
公園や遊歩道がどこにでもある町
オークランド地方には、中心部から気軽に足を運ぶことのできる自然保護公園が22ヵ所もあります。そしてこの保護区内に整備された遊歩道の合計距離は、なんと500km以上にもおよびます。オークランド地方で最も広い自然保護区はワイタケレ山脈にあり、ここにはマウンテンバイクやハイキングに最適な環境が整っています。オークランド西部、シーニック・ドライブ(Scenic Drive)の端、ティティランギ(Titirangi)の町にある「アラタキ・ビジター・センター(Arataki Visitor Centre)」では、ビーチやハイキングコースなど、自然保護区とその周辺に関する様々な情報を提供しています。
サーフィンのメッカとして知られる西海岸のファティプ(Whatipu)、カレカレ(Karekare)、ピハ(Piha)、ベセルズ(Bethells)、ムリワイ(Muriwai)などのビーチでは、心に残る印象的な海の風景を見ることができるでしょう。ムリワイ・ビーチには、カツオドリの群生地があるので忘れずにチェックしてください。
オークランド北部、ワークワース(Warkworth)の町から標識に沿ってリー(Leigh)の町へ向かうと、ゴート島海洋保護区(Goat Island Marine Reserve)へと到着します。この海域の魚たちは人間のことを怖がりません。シュノーケル・セットを持って出かけましょう。
手付かずの自然が残る島、グレート・バリア島
オークランドから最も離れたハウラキ湾の島、グレート・バリア島は手付かずのビーチや広大な原生林の森に囲まれています。また、珍しい植物や鳥類が生息していることでも知られています。緑に覆われた起伏の多いこの島で見る風景は、地球上で年々、目にするのが難しくなっている原始の姿であるとも言えます。原生林の森には遊歩道が整備されており、秘境の天然温泉や、開拓時代にカウリ材を貯木したダム跡などへ続いています。
島で一番高い山、海抜627mのヒラキマタ(ホブソン山)に登れば、美しい風景に目を奪われることでしょう。島のほぼ全域にあたる、285平方kmは環境保全省管轄の環境保護区に指定されています。
グレート・バリア島は、ダイビング、フィッシング、サーフィン、キャンプなどのメッカでもあります。島へは定期のフェリー便、航空便が毎日運航しています。
オークランド中心部周辺の見所
オークランドの中心地からフェリーに乗って、対岸の町、デボンポートへ足を運んでみましょう。海沿いの町デボンポートでは、おしゃれなカフェでの一時やショッピングが楽しめます。散歩がてらに小高い丘のヴィクトリア山(Mount Victoria)やノース岬(North Head)へ足を延ばせば、360度の素晴らしいパノラマを眺めることができます。中心地とデボンポートを結ぶフェリーは、30分毎に運航しています。
もっと精力的にオークランドを見て回りたいなら、「コースト・ツー・コースト・ウォークウェイ(Coast to Coast Walkway)」に挑戦してみましょう。これは市内の見所や観光名所など様々な場所を巡りながら、オークランドの東海岸から西海岸までを歩くハイキングコースです。詳細やパンフレットなどは、市内のビジター・インフォメーション・センターまでお問い合わせください。
休火山、マウンガファウとマウンガキエキエ
オークランド地域には小高い丘のように見えるたくさんの休火山がありますが、その中でも一番高いのがマオリ語でマウンガファウと呼ばれるイーデン山(Mount Eden)です。現在、山の麓一帯は住宅地となっていますが、頂上付近にはマオリ族の砦として使われていた時代の名残を見ることができます。食料貯蔵用の穴、段々畑や住居跡などを目にすれば、13世紀からこの地に住んでいたマオリ族の歴史に思いを馳せることでしょう。
ワン・ツリー・ヒル(One Tree Hill)という名称で市民に親しまれるマウンガキエキエは、オークランド地域で最も規模の大きい休火山のひとつです。ここはその昔、ニュージーランド国内でも有数のマオリ族の砦として栄えた場所でもあり、段々畑や彼らの主食であったクマラ(サツマイモ)を貯蔵するための穴の跡地を目にすることができます。古道をたどり、こうした興味深い場所を訪れてみましょう。
不思議な火山の島、ランギトト島
オークランドの湾内に点在する島々の中で最も印象的なのが、約600年前に海底火山が噴火し海面に隆起した島、ランギトト島です。花火を打ち上げたような豪快な噴火の様子から、当時、オークランドの住むマオリの人々は「血のように赤い空」という意味のランギトトと呼ぶようになりました。
トロッコ列車に乗って260mの山頂に登れば、ハウラキ湾やオークランドの街並みが一望できます。島には溶岩で形成された洞穴や、珍しい形の岩、夏季に真っ赤な花を咲かせるポフツカワの森などもあります。ガイド付きツアーでも、また個人で歩いて頂上に登っても、存分に楽しめるのがランギトト島の魅力です。
開放的な夏気分を味わえる島、ワイヘキ島
ワイヘキ島へ降り立つと、まるで10年前の夏の日にタイムスリップしたかのような、懐かしさを感じるかもしれません。中心地からフェリーで気軽に訪れることのできるこの島には、美しい砂浜や青々と茂る森、おしゃれなカフェやアーティストたちの工房などが点在しています。これらを巡れば、オークランド滞在中、特に印象に残る魅力的な体験ができるに違いありません。
ショッピングやワイン・テイスティングがお目当てなら、日帰りでも十分に楽しむことができるでしょう。のんびりとしたくつろぎの時間を過ごしたいなら、何日か島に滞在することをお勧めします。
ワイヘキ島はワイン産業が盛んなこと、豪華な宿泊施設があること、そしてたくさんのアーティストが住んでいることでも知られています。また、自然に恵まれたこの島では、乗馬や農場見学、シー・カヤック、マウンテンバイクなど様々なアクティビティを楽しむことができます。
環境保護活動が実を結んだ島、ティリティリ・マタンギ島
ティリティリ・マタンギ島はおよそ20年前まで、220ヘクタールの島の大部分がやせた牧草地でした。しかし、国と地方自治体が協力して環境保護プロジェクトを推進し、ネズミやイタチといった捕食動物を駆除したり、ニュージーランド固有の樹木を30万本も植林したことにより、現在では一般の人々も訪れることのできる野生生物保護区となりました。
この島では、野生動物の姿を自然の状態で目にすることができます。特に様々な種類の鳥類がこの島に生息するだけでなく、絶滅の危機にさらされているキーウィやタカヘといった鳥類も保護されています。環境保全省の管轄下にあるティリティリ・マタンギ島では、鳥の生態などについて説明してくれるガイド・ツアーが催行されています。
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季節の特色
四季の見所
天気の良い空気の澄んだ日には、ノース岬、イーデン山、バスティン岬などから、海に囲まれたオークランドの街並みを眺めてみましょう。フェリーに乗ってランギトト島へ行けば、頂上までのハイキングも楽しいはずです。冬のすがすがしい空気が、登山でほてった体に心地良いでしょう。
オークランド・ドメインでは、温室をのぞいたりカモに餌をやったり、のどかな一時が過ごせます。また、ウエスタン・スプリングスでも水鳥を観察したり、池に住む大きなコイやウナギの姿を見ることができます。

| 海岸から少し離れたところに位置するアフィトゥ地域公園は、ポフツカワに縁取られています。 |
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