bottom

 

 

Nature / Sustainable Tourism

 

検索: Nature / Sustainable Tourism

キーワード:

 

 

タイアロア・ヘッド:アルバトロスのいる岬

南島のオタゴ半島の先端に位置するタイアロア・ヘッドには、アルバトロス(アホウドリ)のコロニーがあります。南半球で確認されているアルバトロスが人間の居住する本土に営巣している例は他にありません。

現在このコロニーには、約140羽が生息しています。このほど記録上500番目となるヒナの誕生が確認され、アルバトロスを意味するマオリ語にちなんで、トロアと名付けられました。

ロイヤル・アルバトロスは世界最大の海鳥で、翼開長は最大3.3m、年間に19万kmの距離を飛行すると言われています。通常は小さな離島に営巣し、一生の85%以上を海上で過ごします。

タイアロア・ヘッドで初めて産卵が確認されたのは1920年のことでした。1937年、ダニーデンの鳥類学者、ランス・リッチデール氏の尽力により、コロニーのある一帯が保護区となりました。その成果は翌1938年に初めてのヒナの巣立ちというかたちで現れました。1951年にはアルバトロスのコロニーとオタゴ半島の自然保護のために、常駐の係員が配属されました。

外来の害獣(猫、犬、フェレット、テンなど)からコロニーを守るのは簡単ではありません。また、火災の危険も常に伴います。保護区をフェンスで囲み、メンテナンスを入念に行い、スタッフが十分な警戒態勢を維持することで、危害を未然に防いでいます。

タイアロア・ヘッドでは、毎年9月になるとアホウドリのつがいがやってきます。産卵は11月の始めから3週間めくらいまでで、最大で500gにもなる白い卵を親鳥が交代で11週間温めます。抱卵期間は鳥類でも特に長いことが知られています。

1月から2月の初めにかけて卵が孵化し、それから30日~40日間はヒナを守る役と餌を運ぶ役を親鳥が交代でこなします。20日目までは、ヒナが食べたいときに餌を与えているようですが、やがて餌やりが忙しくなっていきます。100日目くらいになると、ヒナは最長で12cmもの産毛に覆われます。8月の上旬くらいから餌の量は軽めに調節され、9月になって羽が生え揃うと、ヒナは巣から出て翼を伸ばし、やがて風のとらえ方を覚えて飛び立っていきます。

タイアロア・ヘッドに降りてから約12ヶ月後、産卵して300余日をヒナ鳥の世話に費やした親鳥も、ヒナが巣立つと海上に出て次の営巣までの1年間を過ごします。一方、巣立った後の若鳥は3年から6年もの間、陸には戻りません。やがて繁殖可能な年齢に達すると、多くが生まれ故郷のタイアロア・ヘッドに帰ってきます。

2007年にタイアロア・ヘッドのコロニーで誕生したヒナのうち3羽は、背中に発信機を付けています。これにより、アルバトロスの追跡調査が行われています。各個体の位置はGPSを利用したシステムで6時間ごとに正確に(誤差15m以内)記録され、6日ごとに衛星経由でデータが送られてきます。分析結果と飛行経路はウェブサイトで公開されており、下記のリンクから見ることができます。

詳細の問合せ先:

ロイヤル・アルバトロス・センター(Royal Albatross Centre)
電話+64 3 478 0499

こちらの関連トピックスもご覧ください

 

関連リンク
その他のサイ ト
•  The Royal Albatross Centre[英語]