海軍の船がダイビングの名所に
ニュージーランドに魅力的なダイビングスポットがまたひとつ加わりました。
ベイ・オブ・アイランズのディープ・ウォーター・コーブには、ニュージーランド海軍の所有であったHMNZSカンタベリー号が沈められていますが、これが新たな観光アトラクションとなっています。
35年間活躍したこのリアンダー級フリゲート艦は、透明度の高い海の水深30メートル地点に眠っています。人工リーフと化したカンタベリー号をダイビング目的で訪れる人が増えるため、今後は観光客が15%~20%増加すると見込まれています。
1万8000kmにも及ぶ海岸線を有するニュージーランドには、たくさんのダイビングスポットがあります。穏やかな内湾から、のこぎり状に入り組んだ海岸、太古から変わらないフィヨルドの深海まで、バラエティも豊かです。
退役してダイビングの名所となった軍艦は、カンタベリー号だけではありません。トゥトゥカカ沖にはHMNZSトゥイ号とHMNZSワイカト号、ウエリントン沖にはHMNZSウエリントン号があります。
ニュージーランドは水温の異なる3つの海に囲まれているので、亜熱帯性、温帯性、亜南極性と幅広い海洋環境が混在しています。海岸もしくは島でのダイビングが一般的ですが、沈潜や火山性地形、淡水泉、フィヨルドなど、独特の見所もたくさんあります。また、海洋性哺乳類やサメとの出会いも楽しみです。
ノースランドのプアー・ナイツ・アイランズは、世界でもトップ10に入るダイビングスポットです。北島の北端ケープ・レインガの北西60kmに位置するスリー・キングス・アイランズには13の島々があります。ハウラキ湾のグレート・バリア島、コロマンデルのアルダーマン・アイランズなどもダイビングの名所として知られています。
沈船ダイビングで特に人気が高いのは、ノースランドのマタウリ・ベイです。ここに沈むレインボー・ウォリアー号はグリーンピースの活動に使われていましたが、1985年にオークランドでフランスの秘密組織により爆破されました。その後、マタウリ・ベイに移送され、ダイバーに親しまれています。
また、南島北端部のマールボロ・サウンドでは、手付かずの自然に囲まれた36メートルの海底に、ロシアの客船ミハイル・レールモントフ号が大きな船体を横たえています。
ニュージーランドでダイビングに適しているのは、水温が高めで透明度も上がる2月から6月にかけてです。透明度は場所により最大40メートルになります。
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