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ラグビー・ワールドカップ、ニュージーランドで再び開催

1987年のW杯でニュージーランドは共同開催国としてホストを務めたことがあります。この第一回大会では、チームが見事優勝を果たしただけでなく、大会開催の成功によりニュージーランドは国際的に高い評価を受けました。

初回開催から24年を経て、再びニュージーランドが開催の地となりました。ラグビー・ワールドカップは、スポーツイベントとしてはサッカーのFIFAワールドカップ、夏季オリンピックに次ぐ世界で3番目に大きな大会です。

ラグビー最高峰の試合を観戦するために、開催期間の9月から10月にニュージーランドを訪れる海外旅行者数は6万人を超えると見込まれています。

ニュージーランドを代表するスポーツ選手も運営に参加
W杯の運営には、ニュージーランドを代表する2名のスポーツ選手が積極的に関わっています。

組織運営会社として、ラグビー・ニュージーランド2011(RNZ2011)を設立し、最も尊敬を集めているスポーツ選手のひとり、ニュージーランド・クリケット協会の前CEOであり、国際試合の代表選手でもあったマーティン・スネッデン氏がその舵取りを担うことになりました。

オールブラックスの先代キャプテン、タナ・ウマガ氏は、ネット上で展開されている、政府観光局のキャンペーン「フロント・ロー・ラグビー・クラブ」を率い、世界中のラグビーファンがニュージーランドへやって来るよう、そのプロモーションに努めています。

スネッデン氏は、ニュージーランドらしさを強調した、より思い出深い楽しいイベントとなるようにしたい、とその意気込みを語っています。

さらに同氏は「見ごたえのあるラグビーの国際試合にするとともに、イベントとしても是非成功させたい。W杯をニュージーランドで開催する目的はラグビーの最強国だと見られることではありません。ホスピタリティに富むニュージーランドで、訪れる旅行者みんなに楽しんでもらいたい、とわれわれは思っています」とも述べています。

ニュージーランドらしさを打ち出す
W杯にニュージーランドらしさを打ち出すなら、それは全国のニュージーランド人が責任を負わねばなりません。その責任とは、もてなしが得意な国民性を生かす、ということに他なりません。RNZ2011は、滞在期間中、海外チームをそれぞれの都市で、家族のようにもてなし、寛げるようにしてほしい、としています。

「われわれは、例えばルーマニアがタウポ、ポルトガルがベレナム、のように一つのチームに一つの地域コミュニティを練習拠点にしてもらいたいと考えています。実際の試合は、この場合、すでに決定しているロトルアとネルソンですから、拠点からスタジアムまで1時間ほど移動するわけです。その地域コミュニティがその地で一番のトレーニング施設や宿泊施設、交通手段などを提供し、町全体でそのチームを応援する、ということです」とスネッデン氏は語っています。

南アフリカのチームには、オークランド北部、ノースショアのアルバニーが拠点の候補に挙がっています。これはノースショアに南アフリカからの移民が多く居住しているためです。

練習拠点として海外チームにアピール
現在、試合会場となった都市だけでなく、周辺の各都市や地方は、どのチームに練習拠点として滞在してもらうか、アピールに必死です。例えば、南島の北端に位置し、恵まれた天候とフルーツ生産で知られるネルソンは、ニュージーランドで初めて、1870年にラグビー試合が行われた地として、ラグビーの里であることを強くアピールしています。

ハミルトン、ウエリントン、クライストチャーチやダニーデンのような主要都市は、準々決勝や準決勝などの大きな試合が行われる予定です。決勝が行われるオークランドのイーデン・パークは、W杯に向けて現在改修工事が進んでいます。決勝は連休となる労働記念日の週末(10月末)に予定されています。

大型画面で盛り上がるファン・フェスト会場
もちろん、すべての都市や地方で試合をするわけにはいきません。しかし、スタジアムにいなくとも、その熱狂ぶりを感じられる方法があります。、ドイツのW杯開催に登場したファン・フェスト会場なら、屋外の施設で大型画面に映されたライブ中継を見ながらファンが一緒に観戦を楽しめます。

「大型画面は試合の一部としてなくてはならないものです。大型画面のよいところは、試合の行われているスタジアムはもちろん、チケットの販売数に限りがある会場だけでなく、設置を望む都市や町にも置くことができるという点です」とスネッデン氏は述べています。

同氏はさらに「ニュージーランド全国をまわりながら驚かされるのは、W杯を成功させるために協力を惜しまないという、人々の意欲と熱意です」と語っています。このように、ニュージーランドは国民一丸となって、2011年、キーウィ・ホスピタリティでW杯観戦の人々をもてなしたいと、その準備に余念がありません。


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ニュージーランドの国技でもあるラグビーは、150年もの歴史を誇ります。