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人生を変えたコーヒーへの情熱

アメリカ人ジャーナリスト、ロン・ラフリン氏が初めてニュージーランドを訪れたのは1989年のことでした。この時、美味しいコーヒーが飲みたいという一心で始めた探求が、人生を変える旅の始まりとなったのです。

コーヒー好きが高じて、今ではニュージーランドとそのコーヒー文化について世界に発信することを職業にしています。

ニュージーランド・コーヒー・ガイド
ラフリン氏とニュージーランド人である妻のポーラさんは、5年半かけてコーヒーの味をチェックしたり、バリスタやロースター、輸入業者と話をしたりしながらニュージーランド各地を巡り、それをニュージーランドのコーヒー・ガイドとしてまとめました。

現在は南島北端のピクトンのウォーターフロントに居を構えていますが、ラフリン夫妻は新たな情報を追いかけ今も定期的にニュージーランド津々浦々まで出かけています。

夫妻の運営するウェブサイト「ニュージーランド・コーヒー・ガイド」にはおすすめのコーヒー関連業者が掲載されています。いずれも夫妻が自ら確かめたもので、公平・中立の立場からの調査に基づいています。

グーグル・コーヒー・マップ
夫妻は各地のカフェをコーヒー、雰囲気、サービスの面で評価し、合格レベルに達したカフェをウェブサイトのグーグル・マップに載せています。この地図を利用すれば、地元の人々も旅行者も美味しいコーヒーを出す店を簡単に見つけることができます。

ウェブサイトではニュージーランドのコーヒーに関する豊富な情報を提供し、「コーヒーに対する情熱を持ち続け、2002年以降世界大会で常にトップ10に入ってきた技能を持つ」ニュージーランドのバリスタ達を称賛しています。

ニュージーランドは国民1人あたりのコーヒーロースターの数が世界で最も多い国です。また、ラフリン夫妻によれば、ニュージーランドのコーヒーは世界一美味しいということです。

コーヒー・ラバーズ
「コーヒー・ラバーズ(コーヒー愛好家)」として知られるラフリン夫妻は、人生を「至高のコーヒーを求める終わりなき旅」に捧げてきました。

かつてはカプチーノ派だった夫妻ですが、随分前からフラット・ホワイトを愛飲するようになりました。フラット・ホワイトのコーヒーとミルクのバランスが一番気に入っているからです。「カフェで朝刊を読みながらゆっくりするにはフラット・ホワイトが一番だ」とラフリン氏は言います。

夫妻はウエリントン中心部で8年間生活しました。周辺には数多くのカフェが軒を連ね、チョイスに困るほどだったと言います。

「新しいカフェがオープンしたと聞けば必ずチェックに行くようにしていました。もちろんお気に入りのカフェには毎日通いながらね」とラフリン氏。

「南島で夏を過ごそうと計画したとき、ウエリントンのお気に入りのロースターに頼んで現地のおすすめカフェのリストを作ってもらいました。美味しいコーヒーが飲めなくなるかもしれないなんて考えたくもありませんでしたから」

「あれから6年、もうそんな心配もなくなりました。調査を重ね、美味しいカフェをリストアップしたので、旅行の時も毎日午前と午後に美味しいコーヒーを飲めるよう、そのリストを基に日程を組んでいます」

夫妻の現在の望みは、美味しいコーヒーで1日のスタートを切りたいと願う数多くのコーヒー愛好家と情報を共有することです。

米国での日々
ラフリン氏は米国オハイオ州デイトンで生まれ、青年期のほとんどをそこでアウトドアのスキルを磨きながら過ごしました。

オハイオ州南部でのマーケティング・マネージャー、新聞や雑誌の記者、ラジオやテレビ番組の司会など様々な職業を渡り歩きました。フロリダ・キーズ最大のゲームフィッシング用マリーナでドックマスターを務めたこともあります。また、トラップ射撃の選手として賞も獲得しました。

カリブ海のほぼ全域でダイビングやクルージング、セイリングも行ったということです。

太平洋を越えて
ラフリン氏が初めてニュージーランドを訪れたのは、80年代半ば、仕事の関係で6週間滞在したときのことでした。この時すっかりニュージーランドに惚れ込み、そして一人のニュージーランド人(ポーラさん)と恋に落ちてしまった、と同氏は言います。2人は1990年に結婚しました。

メキシコにリゾートを設立しようと3年間奮闘した後、夫妻はニュージーランドに戻り、メキシコのシルバージュエリーを販売するビジネスを立ち上げました。

ポーラさんは今ではジュエリーデザイナーとして成功し、ニュージーランド全国の75のギャラリーやショップにデザインを卸しています。

ラフリン氏はウエリントンで再び執筆業を始めました。また、テレビ局に勤めたり、テレビや雑誌の広告を手掛けたり、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の制作に関わったりもしました。

町から町へ
夫妻は2003年に小型バスを購入、内部をキャンピングカーのように改装し、2004年初めにチョコレートとシルベスターという2匹の猫と共にニュージーランド全国を巡る旅へと出発しました。

5年以上をかけてニュージーランドの北から南まで旅をし、その間ラフリン氏は各地で写真撮影や執筆を続けました。現在Amazon.comと自身の旅行関連サイトで販売しているニュージーランド・トラベル・ガイドCDはこうして制作したものです。また、トリップアドバイザーを始めとする旅行関連サイトに寄稿したり、旅行者向けに旅行日程を組み立てたりしています。

「ピクトン滞在中に私たちのところに立ち寄ってくれた旅行者もいて、彼らの多くとはその後も親しくしています」とラフリン氏。

現在ではピクトンに落ち着いていますが、今でもおすすめのコーヒーがあると聞けば、実際に確かめるために足をのばしています。

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