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マオリ文化とニュージーランドの現在
マオリ語がニュージーランドの公用語となってから、2007年でちょうど20年がたちました。
先住民の歴史と伝統を守るため、マオリ文化を日常生活に溶け込ませる努力をしているニュージーランドにとって、大変重要な節目の年です。
マオリの人々はアオテアロア(ニュージーランド)の先住民です。今から1000年以上前、祖先がいたハワイキからワカ・ホウルア(航海カヌー)に乗ってやってきました。今日、マオリの人口はニュージーランドの総人口の14%以上を占めています。マオリ語とマオリ文化はこの国の暮らしのあらゆる面に強い影響を与えています。
程度の差はありますが、テ・レオ(マオリ語)を話すことができるニュージーランド人は15万人以上います。海外からの旅行者も観光地や空港で看板などに英語とマオリ語が併記されていることにすぐ気づくことでしょう。
ニュージーランドでは毎年1週間の「マオリ・ランゲージ・ウィーク」を設定してマオリ語の促進に努めています。この1週間は毎日の生活の中でマオリ語を学んだり使ったりすることが奨励され、職場や学校、メディアで実践されています。
他にもあまり目立たないところでマオリとの融和が進められています。
ニュージーランドの国会では4議席がマオリ専用議席として割り当てられています。これは1867年に決定され、今日まで続いています。もちろんマオリの人々が一般の選挙区に立候補することもできます。
2004年には、ニュージーランド政府がマオリ文化とマオリ語放送の活性化の一環として、マオリのテレビ局開設に資金を拠出しました。このチャンネルは大成功を収め、マオリに関する話題、彼らの考え方や価値観などを全国に向けて発信する場となっています。
1980年代には、マオリ語とマオリ文化を守る取り組みの一つとして、オークランドでマオリの学校や幼稚園が設立されました。現在ではこういった教育機関が全国各地に約500ヶ所あります。
マオリ・ツーリズムもマオリ文化の復興に重要な役割を果たしています。ニュージーランドは昔から素晴らしい景観を楽しめる旅行先として高い人気を得てきました。今日では景色だけでなく、本物の文化体験を求めてたくさんの旅行者がやってきます。
ニュージーランドにおけるマオリ・ツーリズムは、130年以上前にマオリのガイドがアオテアロアの中央台地へ旅行者を案内したことに始まっています。今日ではマオリの文化や伝統を紹介する旅行商品が数多く提供され、伸び続ける需要に応えています。
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