ニュージーランド原産の代表的な植物
カウリ(Agathis australis) ニュージーランド固有の針葉樹で、最大で高さが60m、幹の周囲が16mにもなる大きな木です。起源の古い種で、樹齢は2000年に達することもあります。ノースランド地方にある巨木タネ・マフタは、マオリの人々に森の神様と呼ばれています。
かつて120万ヘクタールあったカウリの森林は、現在8万ヘクタールしか残っていません。自然に生育しているものだけでなく、私有地にあるものも含めて、カウリの木はすべて保護の対象とされています。
コファラファラ(Astelia banksii)
ニュージーランド固有のコファラファラは全部で13種あります。シルバーグリーンの細長い葉が美しい、沿岸性の気候に適応した着生植物で、高さは最大2mです。岩がちな海岸によく見られ、緑色の花がつきます。紫色の実はマオリの人々が食用にしていました。
ポフツカワ(Metrosideros excelsa)
ニュージーランドでも特に広く親しまれている木で、美しい花を咲かせるため、フラワーショーにもよく登場します。
北島北部の美しい海岸線では、幹や枝をよじりながら険しい崖にしがみつくように立っているポフツカワの木々がよく見られます。葉の表面は革のようにつやのある深い緑色で、裏側は白みがかったフエルト地のようです。何と言っても深紅の花がいっせいに開く時期(12月頃)が印象的で、ニュージーランドのクリスマスツリーという愛称で旅行者にも地元の人々にも親しまれています。また、ポフツカワの花には甘い蜜があるので、トゥイやベルバードなどの固有種の野鳥がよくとまっています。
ノーザン・ラタ(Metrosideros robusta) ポフツカワに似た赤い花を夏につける木で、最大で25mに達します。成長が遅く、花がつくようになるまで、10年以上はかかると言われています。
ニュージーランド固有のラタは全部で12種あり、つる性のものと他の植物に着生する必要があるものが半分を占めます。ノーザン・ラタも着生する性質があり、他の木の表面で発芽し、根は幹の中を通って地面へ向かって伸びていきます。
トゥースト・ランスウッド(Pseudopanax ferox)
幼木と成木とでは全く容姿の異なる珍しい木です。この固有種の木は、発芽してから十数年の成長期は、細い幹から細長い茶褐色のギザギザの葉を下向きにつけた特徴的な姿をしています。
ニカウ(Rhopalostylis sapida)
ニュージーランド・ニカウはすらりとした幹の上から深緑色の葉が空に向かって伸びる、彫刻のように美しいヤシの一種です。高さは最大で10mになり、房に玉を連ねたような薄紫色の花をつけます。その後真っ赤な実がなりますが、熟するまで12ヶ月かかることもあります。ニカウは北島全域の低地と南島北部に自生しています。
ニカウの葉は昔からマオリの人々が籠を編んだり屋根をふいたりする材料として用いられていました。 幹の芯は食用に、樹液はお産の痛みを和らげるために使われました。
ミンギミンギ(Coprosma propinqua)
ニュージーランドには45種のコプロスマが生育しています。つやのある葉がつくコプロスマ・レペンスは、砂丘や海岸線などの過酷な環境でもしっかりとした樹木になる品種です。一方、コプロスマ・アセローサは、地表に絡み付くように生え、スポンジ状のカーペットのような層をつくります。
ミンギミンギとも呼ばれるコプロスマ・プロピンカは、最大で4mになるタイプで、ローズマリーに似た丸みをおびた小さな葉の間に半透明の青い実をつけます。暑く乾燥した土地でもよく育つので、園芸用にもよく使われています。
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