運送用コンテナを利用した別荘
2007年11月6日
ニュージーランドの伝統的な小さなバッチ(別荘)も、現代風にその姿を変えています。ウエリントンのデザイナー会社、アトリエ・ワークショップは移動式の「ポート・ア・バッチ」を開発しました。これは、6メートルの運送用コンテナを使ったもので、広げると36平方メートルの居住空間を作り出すものです。
バッチには、折り畳み式のダブルベッド、コンポスト・トイレ、シャワー、キッチンが備わり、端に二段ベッドを付け加えることができるようになっています。電気、水、下水設備も接続することなく独立して使える、環境に優しいデザインです。
この新しいコンセプトは、フランス人のセシール・ボニフェとニュージーランド人のウイリアム・ギーソンの両氏が5年をかけて開発し、商品化したものです。
ギーソン氏の家族が北島に持っている小さなバッチからヒントを得たということです。同氏は「お金をかけないシンプルなバッチはニュージーランドならではのユニークな発想によるものです。この商品のコンセプトは昔の質素なバッチに戻るということです。休暇を過ごすために、何百万ドルもかけて豪華な別荘を作る必要はないのです」と述べています。
「ポート・ア・バッチ」は竹のベニヤ板と再生可能な資源から接着剤を使わずに作られています。太陽電池パネルを備えているので、電気をつなぐことなく、どこでも独立して使うことができます。
長さ6メートル、重さは4.5トン、販売価格はNZ$85,000となる予定です。最初のオーダーを受けてからすぐに製造を開始します。
追記
バッチとは、ニュージーランドならではの、小さく質素な別荘を指します。特に20世紀半ば、中産階級にも手が届くようになった、ビーチで休暇を過ごすライフスタイルを象徴する言葉として用いられます。ニュージーランドの歴史や文化を語る上でもよく登場する言葉です。南部では「クリブ」と呼ばれることもあります。
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