希少種のチドリが幹線道路の側で個体数を回復
2007年11月6日
オークランドの道路工事に伴う革新的なプロジェクトにより、絶滅の危機にある野鳥が個体数を回復しつつあります。
オークランドでは北方面の幹線道路を拡大するノーザン・バスウェイの工事が行われていますが、これと同時に、現場付近にわずかながら生息しているニュージーランドチドリを保護する試みが進行しています。
自動車専用道路の脇には、チドリの生息できる環境をつくるために、大量の砂と貝殻を盛ってあります。また、悪天候や満潮時も考慮に入れて、波の影響を受けないように十分な高さが確保されています。さらに、天敵となるフェレットやネズミ、ポッサムの駆除も行われています。
今年はここから計6羽のヒナが巣立ちました。これは去年の2羽と比べると3倍の実績です。
ニュージーランドチドリの巣は現場の作業員が発見しました。卵は巣からオークランド動物園に移送され、そこで孵化しました。
このユニークなプロジェクトは、建設会社のフレッチャー・コンストラクション、交通のトランジット・ニュージーランド、環境コンサルタントのボッファ・ミスケルの3社が共同で行っています。
大規模な基礎工事を要するノーザン・バスウェイ計画は、4年前に着工しました。
追記
ニュージーランドチドリは小型の海鳥で、通常は砂浜や砂州、潮間帯で見かけられます。現在の推定個体数は1500羽。絶滅の危機に瀕している固有種の鳥です。生息環境の変化や外来の哺乳類による捕食、営巣中の妨害などにより、ニュージーランドチドリの数は激減しました。環境保全省では、1993年に全国規模の保護繁殖計画を策定し、種の保存と個体数の増加を目的とした研究と管理を行っています。
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