マオリの新年は星の輝きとともに
2007年5月31日
今年のマタリキの祝賀イベントは、全国各地でかなりの数が予定されており、ニュージーランド史上最大規模になりそうです。
ニュージーランド・マオリ観光協会は、ニュージーランド特有の土着の文化に対する国民の理解が深まっていることを示すものとして、この傾向を好意的に受け止めています。
マタリキは「すばる」あるいは「プレアデス星団」の名称でも知られている星座です。古来マオリの人々は、アオテアロア(ニュージーランド)の空にマタリキが現れると、1年の終わりと新しい年の幕開けを祝ってきました。今年のマオリの新年の始まりは、2007年6月16日です。
マタリキ(「小さな目」あるいは「神の目」の意)の出現は本来、収穫期の終わりを告げるもので、この時期を境に次の年に備えて農地を整えることになっていました。また同時に、家族や友人との絆を改め、往く年を振り返り、新年の目標を定める慣わしもあります。
ニュージーランド・マオリ観光協会の代表であるジョニー・エドモンズ氏は、今日のマタリキは、ニュージーランド人であることと、今日に至る歩みを祝うために、すべての国民に開かれていると述べています。
マタリキを祝う動きはこの数年間で急速に広まってきたものですが、今年は全国各地で地方の特色を生かしたイベントが行われることになっています。
エドモンズ氏は「たくさんの人々がマタリキのお祝いに加わるのは素晴らしいことです。今日のマタリキは、マオリの伝統に起源を持ちながらも、全てのニュージーランド人が自らのアイデンティティを称賛し、ともに未来に希望を抱くきっかけになっているのです」と喜びを表しています。
また、同氏が「特に海外から訪れる旅行者にとって、マオリの人々と交流し、理解を深める絶好の機会」と指摘している通り、先住民マオリの伝統文化に触れるなら、マタリキは見逃せません。
2007年のマタリキの主なハイライトには、次のようなものがあります。
まずは、国立博物館テ・パパで開催される2週間のイベントです。ニュージーランドの首都ウエリントンを舞台に、コンサートやセミナー、ショー、ワークショップ、マタリキ・ガラなど、様々な企画が予定されています。
ノースランド地方では、約1ヵ月にわたり、計80以上のイベントが開かれます。
ヘイスティングスでは、6月28日にマオリの伝統の手遊びで競うコンテストがあります。
ファンガヌイでは、第1回のプアンガ・フェスティバルが開催されます。期間中はマラエの公開、カパ・ハカのパフォーマンス、ミュージック・フェスティバル、アートの展示、ファッション・ショーなどが楽しめます。
6月はマタリキをテーマにした特別メニューも全国各地で味わえるので、マオリ伝統の味覚を楽しみたい人にもお勧めです。また、数多くのアーティストがマタリキをテーマにした作品で参加するほか、植樹や凧の制作といった、子ども向けの企画も多種多様です。
「マオリにとって重要な意味のあるマタリキは、いわばルネッサンス、復興の様相を呈しています。全ての人々に、この地の素晴らしさ、私たちニュージーランド人の成し遂げた偉業について考えてもらえれば」とエドモンズ氏は語っています。
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