夏を告げる渡り鳥、無着陸飛行の記録を更新
2007年9月17日
南半球のニュージーランドは、太陽の降り注ぐ本格的な夏までにまだ間がありますが、早くも夏を告げる渡り鳥の飛来が確認されました。E7と名札の付けられたメスのオオソリハシシギ(学名Limosa lapponica baueri)は、繁殖地のアラスカを旅立ち、ニュージーランドのテムズ湾まで大海原を越え、無着陸で渡ってきました。
研究者によると、移動の途中で休息したり餌をとる海鳥や、飛びながら餌をとるアマツバメなどと異なり、オオソリハシシギは長距離を飲み食べせずに移動することがわかっています。
このE7は、標識調査用の送信機を取付けた13羽のうちの1羽で、今年初めにニュージーランドを飛び立っていました。まずは北へ向かい、中国のヤルジャン自然保護区まで10,200kmを飛行しました。その後、繁殖地のアラスカへ向けてさらに5,000kmを飛び、ニュージーランドへ南下する際に11,500kmという、それまでの無着陸飛行の最長を記録したのです。
マッセー大学の生態学者フィル・バットレー博士は、10年前なら5~6,000kmが最長と考えられていたので、北へ向かうときに記録した10,200kmでも驚いたが、まさか11,500kmを記録するとは思ってもみなかった、と語っています。
この標識調査は、太平洋地域で種類が減りつつある渡り鳥の移動パターンの解明を目的とする、パシフィック・ショアバード・ミグレーション・プログラムの一環として行われているものです。
より詳しい情報:
www.nzshorebirds.com
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