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ニュージーランドの巨鳥モアは生きている?

2008年1月11日

絶滅したと言われるニュージーランドの巨鳥モアについて、北島の密林に今も生息していると主張する研究者が現れました。

未確認動物学を専門とする自然科学研究家、レックス・ギルロイ氏(64)は、自説を証明するためにウレウェラ山脈の奥地にキャンプを設営する意向です。

同氏はこれまでに発見した35の足跡を根拠に、最大で15羽のリトル・スクラブ・モア(amomalopteryx didiformis)が生息すると確信しています。

彼は「リトル・スクラブ・モアは今も生息しているはずです。私はウレウェラの森林で小規模の個体群の存在を示す証拠を確認しました」と語っています。

モアはニュージーランド固有の鳥で、1500年ごろに絶滅したと考えられています。地球上に存在した鳥類のなかでは特に大型で、2本足で立った状態で高さ50cm程度のものから3mに及ぶ巨大な種までありました。

ギルロイ氏はシドニーの西に位置するオーストラリア・太平洋未確認動物研究所を拠点に活動しています。彼は2007年の11月にウレウェラ山脈に入り、腐敗したカウリの幹の中の巣と森林に残された足跡を発見しました。足跡の型を取って調査したところ、オークランド博物館に補完されている雄のスクラブ・モアとほぼ一致したということです。スクラブ・モアの雄の体高は約90cm、雌は約1.5mです。

ギルロイ氏とヘザー夫人は2月下旬にもニュージーランドに戻り、モアの存在を立証する写真を撮影するべくウレウェラの奥地に泊り込みます。噂を耳にした人が現場に集まり、鳥が逃げてしまうのを避けるために、具体的な場所は明らかにされていません。

ギルロイ氏は1980年にファー・ノース地方でモアの下肢骨の一部を発見し、以後研究調査を目的に計8回ニュージーランドを訪れています。彼のモア研究は50年に及び、年末にはモアに関する著書を発表する予定になっています。

今回の計画では、ウレウェラ周辺部に続き、アベル・タスマン国立公園からテ・アナウ湖近辺まで、南島の8ヶ所へも調査に入るということです。

モアについて

モアは翼のない大型の鳥で、ニュージーランド固有の鳥類です。ジャイアント・モアは体高3m、体重250kgにもなる種で、史上最大の鳥とも言われています。一方、小型のモアは七面鳥より一回り小さく、体高は50cm程度です。モアの化石は古いもので中新世後期の地層から発見されているため、約1500万年前には既に出現していたとされています。

モアの骨格はとても頑丈にできており、頭蓋骨は小さく幅があり平たい形状で、短いくちばしがついています。草食獣や肉食獣のいない昔のニュージーランドで、草や木の葉、果物などを餌にしていました。

マオリの人々はモアの肉を食用にし、骨を工芸の材料に使い、卵の殻を水桶として利用しました。モアの絶滅の主因はマオリによる狩猟と森林の開拓であるという説が一般的です。モアの天敵だった史上最大のワシ、ハルパゴルニスワシも既に絶滅しています。


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