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小さなカエル、環境保全の歴史に大きな一歩

2008年2月29日

このほど、ニュージーランド原産の小さなカエル、モード・アイランド・フロッグの繁殖成功例が北島で確認されました。このカエルが本土で誕生したのは、数百年ぶりの快挙と言われています。

ウエリントンのカロリ野生動物保護区で誕生して間もないカエルを発見したのは、ビクトリア大学で絶滅危惧種の両生類の研究をしている学生、ケリ・ルーキスさんです。

ルーキスさんは、「離島でも本土でも、モード・アイランド・フロッグが自然の状態で繁殖していることが正式に確認されたのは、今回が初めてです」とその喜びを語っています。

体表の水分を保つために互いに密着していた13匹のカエルの子は、ビクトリア大学に保護されました。当面は大学の飼育管理下に置かれ、十分に生育してから自然に戻されることになっています。

カロリの野生動物保護区に計60匹のモード・アイランド・フロッグが導入されたのは2006年のことでした。野生状態と保護管理状態での繁殖率を比較研究するために、うち30匹はネズミを駆除した特別な管理飼育場内、残り30匹は飼育場の外に放されました。その後、ルーキスさんが個体数を確認する作業をしていた際に、飼育場内の雄のカエルの背中の上に、生まれたての13匹の子どもたちが乗っているのを発見したのです。

「毎年世界では35種のカエルが絶滅しており、ニュージーランド固有種のカエルもすべてが絶滅危惧種に指定されています。カエルに関する朗報を耳にすること自体が稀です」

より絶滅に近いカエルは他にもいますが、指先ほどの大きさのモード・アイランド・フロッグは全国的に貴重な存在です。

このカエルが自然の状態で生息しているのは、モード島のみです。個体数の回復を試みるため、人間の手によって、他の離島や環境保護区への移送が行われてきました。

ルーキスさんは、この嬉しいニュースを国際カエル年である2008年に伝えることができたのも、幸運なことだと語っています。

モード・アイランド・フロッグは、7000万年ほど前からほとんど進化していない古い種です。オタマジャクシにならず、卵から完全なカエルの姿で生まれてくること、鳴き声をあげないことなど、通常のカエルに見られない様々な特徴があります。


詳細問い合わせ先:

アラン・ディックス(Alan Dicks)
マーケティング・コーディネーター
カロリ野生動物保護区
Tel: +64 4 920 9205
Eメール:alan@sanctuary.org.nz


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