カカポ保護の鍵を握る原産種の植物
2008年4月15日
絶滅が危惧されるニュージーランド固有の鳥、カカポの保護に、リムの木が重要な役割を果たすと期待されています。
ある研究の結果、未熟状態のリムの木の実には、カカポの性ホルモンに類似した物質が含まれていることが判明しました。
この物質はカカポの肝臓に働きかけ、卵の発達に不可欠な卵黄タンパク質の生成を促進すると考えられています。
カカポは木の実が熟する前に通常よりも大量に実を食べる習性があります。また、餌が豊富に実る季節になると、ひな鳥が誕生します。
ネルソンにあるカースロン研究所のアンドリュー・フィドラー氏は、この物質が特定できれば、カカポの繁殖の機会を増やし、成功率を向上させることができると見込んでいます。
同氏はカカポの餌の化学的組成を分析するための研究をさらに進めたいと語っています。
カカポは世界でも特に珍しい野鳥の一種で、ニュージーランドに91羽が生息するのみです。この大型の飛べないオウムは通常3年から5年に一度しか繁殖期を迎えません。
今年は5羽のひなが誕生し、あと2つの卵も孵化を間近に控えているので、繁殖プログラムはかなり良好に進んでいると言えます。スチュアート島に近いコッドフィッシュ島で生まれたひな鳥は、野生での生存率を高めるため、現在人工飼育環境で保護されています。
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