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カフランギ国立公園に新しい洞窟を発見

2008年6月26日

南島の北西にあるカフランギ国立公園を探検中の洞窟探検隊は、9時間の地底探検の末、5億年前の岩石に形成された新しい通路を発見しました。

この通路がみつかったのは、ニュージーランドの洞窟の中でも最長の55kmを誇る、オーウェン山にあるブルマー洞窟です。

探検隊6名のうちの一人、ニイル・シルバーウッド氏(31)は、16歳の頃よりオーウェン山で昼夜100日以上を探検に費やしてきたが、今回の発見は全く予期していなかった、と語っています。

「行き詰まりの先にみつけたちょっとの隙間の先に、膝までの高さに成長した結晶でいっぱいの通路が開けていたのです。文字通り最も美しい洞窟通路のひとつと言えるでしょう。洞窟探検のキャリアで最大の発見だと言うメンバーもいます」とも述べています。

カフランギ国立公園に集まる魅力的な洞窟
カフランギ国立公園一帯には、世界で最も深い洞窟のいくつかが集まっています。最近では、蒸発する水分によってゆっくりと形成され、通路の壁から横方向へ1メートルほどに成長したヘリクタイト(鉱物)の一群が発見されました。

「これらはニュージーランドで最も大きなだけでなく、世界クラスのものです。ここに存在するなど思いもよりませんでした」とシルバーウッド氏は語っています。

そのほか珍しいものには、結晶化した細い棒状の「エンジェルズ・ヘアー(天使の髪)」などがあります。

タカカ山やアーサー山など、この地域の山々にはいくつもの魅力的な洞窟がみられます。これは、5億年前に形成された岩石が水によって溶ける大理石でできているためです。

最古の通路はおよそ100万年前に形成されたものだと考えられています。探検隊のメンバーやシルバーウッド氏によると、オーウェン山の下には、もうひとつ50 kmほどの通路が存在する可能性もあるということです。

山中に常設されたキャンプのおかげ
1996年、山中深くにキャンプが常設され、寝袋や調理器、ステレオの利用や食べ物の提供を受けられるようになりました。それまで、宿泊ができなかったこの地域の洞窟探検は最長でも16時間までだったのです。

その2年後に、探検隊は洞窟通路の末端に到達しました。しかし、岩穴から通るかすかな冷たい風から、その先にも洞窟があることが予測されていたのです。その後、慎重な掘削が試みられ、ついに新しい洞窟が発見されました。

「1週間は地中で過ごした計算になります。地上に出て数日するとまた地下に潜る、ということを繰り返していました。ただ探検に夢中で、次に何がでてくるか、ということばかり考えていました」とシルバーウッド氏は感想を語っています。


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