環境にやさしいロケ、出演者も支持
2008年8月22日
環境の持続可能性に配慮した映画制作ガイドラインがニュージーランドで導入され、映画界のスターからも支持を得ています。
『X-メン・オリジンズ:ウルヴァリン』(原題)の撮影のため年頭にクィーンズタウンを訪れたヒュー・ジャックマン氏は、制作過程で出る廃棄物の削減計画について、本人はもちろんのこと、他の出演者や制作関係者も賛同しているとのコメントをしています。
グリーン・スクリーン・ガイド
クィーンズタウン・レイクス地方自治体はフィルム・クィーンズタウンと共同で撮影の円滑化を図る一方、映画制作に伴って生じる廃棄物を削減するべく、「グリーン・スクリーン・ガイド&ディレクトリ」を作成しました。これは環境にやさしい映画づくりを目指すニュージーランドの映画業界の理念を盛り込みつつ、地域特有の条件を考慮に入れたガイドラインで、今回の導入は非常にスムーズに行われました。
ジャックマン氏は「キャストもクルーも心から賛同し、サステイナブルな映画づくりという新しい時代に一緒に踏み出せたことを誇りに感じています」と述べ、地域経済に貢献しつつ地元の環境を守る試みに参加できた喜びを表明しています。
係による調査と指導は現場で速やかに行われ、計670トンの廃棄物のうち92%が埋め立て地に送られることなく適切に処理されました。処理にかかる費用も、5万5000ドル相当が節約できたということです。
近未来のリサイクル
クィーンズタウン・レイクス地方では、今後も同地域内で行われる映画制作に対し「グリーン・スクリーン・ガイド」を提供する方針です。このガイドラインは、大道具・小道具から特撮効果に至るまで、制作のあらゆる過程でどのようなリサイクルが可能かを詳しく説明しています。
フィルム・クィーンズタウンのマネージャー、ケヴィン・ジェニングス氏によると、海外の映画がロケ地にクィーンズタウンを選ぶのは、手付かずの自然が素晴らしいからであり、価値ある自然環境を守るガイドラインは最高の保険として機能するものと期待されているということです。
「ウルヴァリンの関係者は皆、この計画に積極的に参加して下さいました。おかげで、かなりの成果を収めることができました。これからは、二酸化炭素排出量を最小限に抑えた映画を選べる時代になるのです」と同氏は語っています。
ウルヴァリンが戻ってくる?
ウルヴァリン制作チームは、将来続編を撮影することになった場合、再びクィーンズタウンでロケを行いたいと考えています。
プロデューサーのジョン・パレルモ氏は、「地域ぐるみでグリーン・スクリーン運動を支援しているクィーンズタウンは素晴らしいロケ地です。将来の撮影の際も、ぜひ候補地にしたいです」と語っています。
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